「ディスクリート部品」の解説

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2024年10月05日 公開
用語:ディスクリート部品
用語の読み方:ディスクリートぶひん
同義語・類義語:個別部品ディスクリート

ディスクリート部品(discrete part)とは、ICの様に複数の部品が集積されておらず、一つの部品がパッケージングされた電子部品のことです。日本語では個別部品といいます。

ICでは、トランジスタ、ダイオード、抵抗、コンデンサ等の様々な部品が、一枚の半導体基板の上に作り込まれています。ディスクリート部品という言葉は、ICに対比する形で使われます。

「ディスクリートな半導体部品」(=IC化されていない半導体部品)、「回路をディスクリートで作る」(=回路をディスクリート部品だけで作る)という具合に、ディスクリートという言葉を、形容詞的、副詞的に使う事もあります。

参考:discreteは、分離した、個別の、別々の、不連続なという意味の、英語の形容詞です。

写真1、ディスクリート部品の例(2N7000)
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写真1、ディスクリート部品の例(2N7000)

1つのパッケージの中に、MOSFETという半導体部品が1つだけ入っています。

写真2、ICの例(74HC86)
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写真2、ICの例(74HC86)

このICの中には、MOSFETがいくつも入っており、XOR回路という部品を構成しています。

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