2022年03月17日 | 公開。 |
この章では、ESP-WROOM-02というESP8266のモジュールを使って、I2C接続4×4キーパッドを使う方法を説明します。この記事を参考に、他のESP8266製品でも、I2C接続4×4キーパッドが使える様になるはずです。
ESP-WROOM-02は、ESP8266に26MHzの水晶発振器と2MB(ロットによっては4MB)のフラッシュメモリを接続したモジュールです。ESP-WROOM-02に電源と、プルアップ/プルダウン抵抗、プログラム書き込み用のUSBシリアル変換器等を接続すると、Wi-Fi機器の開発が行なえます。
ESP-WROOM-02の外観を、写真8に示します。
ESP-WROOM-02でI2C接続4×4キーパッドを使う場合の回路図を図5に示します。また、図5の回路図に従ってブレッドボードで組み立てた回路の写真を、写真9~11写真に示します。
ESP-WROOM-02にI2Cバスを接続する場合は、IO5ピンにSCLを、IO4ピンにSDAを接続するのがデフォルトです。ただし、後述するように、SCLやSDAを他のピンに接続する事もできます。
この回路には、SW1とSW2の2つ、プッシュスイッチがついています。SW2は、リセットスイッチです。SW1は、ESP-WROOM-02を、プログラム書き込みモードに移行するためのスイッチで、SW2と共に使用します。
ESP-WROOM-02は0.5mmピッチで、ブレッドボードに装着できませんので、写真9~写真11ではスイッチサイエンスのESP-WROOM-02ピッチ変換済みモジュール《T型》という、ピンピッチを2.54mmに変換したモジュールを使っています。写真12に、ESP-WROOM-02ピッチ変換済みモジュール《T型》の外観を示します。
また、ESP-WROOM-02にスケッチ(プログラム)を書き込むのに、USBシリアル変換器が必要です。このUSBシリアル変換器には、スイッチサイエンスのFTDI USBシリアル変換アダプター(5V/3.3V切り替え機能付き)という商品を使います。このUSBシリアル変換器は、当サイトでArduino互換回路のブートローダやスケッチの書き込みに使っている物で、電源電圧が5Vの回路でも、3.3Vの回路でも、ジャンパピンの設定により対応できるものです。
写真10に、FTDI USBシリアル変換アダプター(5V/3.3V切り替え機能付き)の外観を示します。
このUSBシリアル変換器は、CN1コネクタに接続して使います。
次のページでは、このページで紹介した回路の動作検証の方法について説明します。
商品名 | I2C接続4X4キーパッド | |
税抜き小売価格 | 2400円 | |
販売店 | スイッチサイエンス マルツ | |
サポートページ | I2C接続4×4キーパッドサポートページ |