2015年11月05日 | 公開。 |
Arduino Mega 2560用アクリルケースのキット(正式な商品名はArduino MEGA 2560 アクリルエンクロージャ)のパッケージの外観を次に示します。
全部の部品を並べると、次の写真の様になります。アクリルの部品には、保護用の紙シートが付いています。
これ以降、組み立てる過程の写真を順に掲載していきます。
まず底面パネルの四隅に、長いスペーサ4本をワッシャネジで固定します。これらのスペーサは、上面パネルの固定に使います。
また、底面パネルの内側6箇所の穴に、短いスペーサ6本をナットで固定します。これらのスペーサは、Arduino Mega 2560の基板の固定に使います。
長いスペーサのネジ径はM3で、長さは11mmでした。また、短いスペーサのネジ径はM3で、長さは5mmでした。Arduino Unoのケースの場合と違い、ネジを切ったスペーサを使っているので、作業中にスペーサが脱落せず、作業がやりやすかったです。
スペーサを取り付けた底面パネルにArduino Mega 2560を載せ、ネジで固定した様子を次の写真に示します。
次に側面と上面にパネルを取り付けます。
上面パネルに2560とレーザー刻印してあるのがかっこいいですが、欲を言えば、文字の向きを180度逆にして欲しかったです。基板のシルクの文字と方向がそろっていないのが気になります。
最後に、上面パネルの四隅をネジ止めすれば完成です。
では、完成したケースを、色々なアングルから見てみましょう。
Arduino Mega2560アクリルケースに入れた状態で、Arduino Uno用ブートローダライタシールドを装着すると、次の様になります。(Arduino Uno用ブートローダライターシールドは、Arduino Mega2560では使用できません。今回は、アクリルケース使用時に、シールドの装着の状態がどうなるかを調べるために、手元にあったArduino Uno用ブートローダライタシールドを装着してみました)
Arduino Uno用のケースと違い、ピンソケットとピンヘッダが密着します。
例によって、リセットスイッチ上部の穴が小さく、押しにくい状態になりますが、元々フルサイズのArduino Mega用のシールドを使うと、リセットスイッチは隠れてしまいますから、あまり問題ではないのかも知れません。
四隅のネジに関しては、Arduino Uno用のケースの場合と違い、スペーサを使用しているので、ネジをしっかり締められ、アクリルパネルがたわむ事もありません。
ただ、M3のネジを使用しているため(Arduino UnoのケースはM2を使用)、ネジの頭が大きくなり、基板を固定するネジ6本の内、2本の頭がピンソケットと当たって、ネジが傾いてしまうのが難点です。ただ、これに関しては、ネジ穴とピンソケットのクリアランスを十分に確保していないArduino Mega 2560の基板の設計の方に、むしろ問題があるのかも知れません。