2022年11月24日 | 公開。以前はSyn BASIC(オンラインBASICインタプリタ)のページのコンテンツであったSyn BASICの使い方の説明を、独立させて当ページにした。 |
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前のページでは、入力を間違えるとエラーが出ることを説明しましたが、このページでは、エラーの訂正の仕方について説明します。
エラーの訂正の方法を、打ち間違えた命令をすべて打ち直す方法と、以前打ち込んだ内容を編集して訂正する方法の、2通り説明します。
エラーの訂正の方法を説明する前に、エラーを出してみましょう。前のページでやったのと同様、PRINT 5+8ENTERと入力するつもりでNとMを打ち間違えたこと想定して、PRIMT 5+8ENTERと、画面6に入力してみましょう。
注:この記事では、ENTERキーを押すことをENTERと書き表します。
PRIMT 5+8ENTERと入力してエラーが出た後に、PRINT 5+8ENTERと入力してください。
参考:ブラウザのリロードボタンをクリックする(あるいはF5キーを押す)と、いつでも画面6を、Syn BASICが起動した直後の状態に戻せます。エラーの訂正がうまく行かないときは、リロードボタンをクリックして、最初からやり直してみましょう。
PRIMT 5+8ENTERの入力の直後には、実行例6の様な画面表示になっているはずです。最後の行では、PRIMT 5+8が選択状態になっています。
Syn BASIC Version 0.31α ©2021-2022 Hiroshi Tanigawa(Synapse) Ok PRIMT 5+8 ← スペルミスのあるPRINT文 Syntax error(PRIMT5). ← エラー Ok PRIMT 5+8 ← 選択状態になっている
スペルミスのあるPRINT文を打ち直してみましょう。画面6で、引き続いてPRINT 5+3ENTERと、正しいPRINT文を入力してください。
この時、最初のPを入力した瞬間に、選択されていたPRIMT 5+8が消え、Pが表示されます。(実行例7参照)
Syn BASIC Version 0.31α ©2021-2022 Hiroshi Tanigawa(Synapse)
Ok
PRIMT 5+8
Syntax error(PRIMT5).
Ok
P ← Pが表示される
残りのRINT 3+8を入力すると、実行例8の様な画面になります。先程PRIMT 5+8と表示されていた部分が、今はPRINT 5+8と表示されている事に注目してください。
Syn BASIC Version 0.31α ©2021-2022 Hiroshi Tanigawa(Synapse)
Ok
PRIMT 5+8
Syntax error(PRIMT5).
Ok
PRINT 5+8 ← PRINT 5+8が表示されている
この状態でENTERを入力すると(ENTERキーを押すと)、実行例9の様に、PRINT文が正しく実行され、計算結果の13が表示されます。
Syn BASIC Version 0.31α ©2021-2022 Hiroshi Tanigawa(Synapse)
Ok
PRIMT 5+8
Syntax error(PRIMT5).
Ok
PRINT 5+8
13 ← 5+8の計算結果の13が表示される
Ok
これでエラーが訂正できました。
先ほどは、間違えて入力した命令を、すべて打ち直してエラーを訂正しましたが、1文字打ち間違えただけなのに、全ての文字を打ち直すのは、少し手間ですよね。そこで、今度は直前に打ち込んだ命令を編集してエラーを訂正する方法について説明します。
PRIMT 5+8ENTERと入力してエラーが出た後に、以下の説明を参考にして、カーソルキーやBSキーを使ってエラーを訂正してください。
まずエラーを出すために、画面7でPRIMT 5+8ENTERと入力してください。そうすると、実行例10の様な画面表示になります。
Syn BASIC Version 0.31α ©2021-2022 Hiroshi Tanigawa(Synapse) Ok PRIMT 5+8 ← スペルミスのあるPRINT文 Syntax error(PRIMT5). ← エラー Ok PRIMT 5+8 ← 選択状態になっている
この時、最後の行にPRIMT 5+8が選択状態で表示されていますが、これを利用してエラーを訂正してみます。
ここで左カーソルキーを押すと、PRIMT 5+8の選択状態が解除され、カーソルが行の先頭(Pの左)に来ます。(実行例11参照)
Syn BASIC Version 0.31α ©2021-2022 Hiroshi Tanigawa(Synapse)
Ok
PRIMT 5+8
Syntax error(PRIMT5).
Ok
PRIMT 5+8 ← 選択状態が解除され、カーソルが先頭に来る
次に、右カーソルキーを4回押すと、訂正したい文字であるMの右にカーソルが来ます。(実行例12参照)
Syn BASIC Version 0.31α ©2021-2022 Hiroshi Tanigawa(Synapse)
Ok
PRIMT 5+8
Syntax error(PRIMT5).
Ok
PRIMT 5+8 ← カーソルがMの右に来る
ここでBSキーを押すと、Mの文字が削除され、実行例13の様になります。
注:この記事では、Back Spaceキー(カーソルの左の文字を削除するキー)の事を、BSキーと書き表す事にします。
Syn BASIC Version 0.31α ©2021-2022 Hiroshi Tanigawa(Synapse)
Ok
PRIMT 5+8
Syntax error(PRIMT5).
Ok
PRIT 5+8 ← Mが削除される
次に、Nのキーを押すと、実行例14の様に、正しくPRINT 5+18と表示されます。
Syn BASIC Version 0.31α ©2021-2022 Hiroshi Tanigawa(Synapse)
Ok
PRIMT 5+8
Syntax error(PRIMT5).
Ok
PRINT 5+8 ← PRINT 5+8に修正された
この状態で、ENTERを入力する(ENTERキーを押す)と、実行例15の様に、正しくPRINT 5+8
が実行されます。ENTERを入力する前に、カーソルを行の一番右に移動する必要はありません。(カーソルを行の一番右に移動してからENTERを入力しても、同じ様に実行されます)
Syn BASIC Version 0.31α ©2021-2022 Hiroshi Tanigawa(Synapse)
Ok
PRIMT 5+8
Syntax error(PRIMT5).
Ok
PRINT 5+8
13 ← 計算結果
Ok
これでエラーを訂正できました。
次のページではPRINT文で掛け算や割り算の計算をする方法について説明します。