しなぷすのハード製作記

Arduino用122X32モノクログラフィックLCDシールド(Rev.B)の製作(4)

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8.Rev.A基板との操作上の相違点

今回製作したRev.B基板が、操作する上でRev.A基板と違う点について少し説明します。

まず、ボタンを右手で操作するようになりました。 ただし、LCDの向きを上下間違えてつけたため、LCD表示が正しくなる方向から操作するなら、相変わらず左手操作なのですが…。

写真22、Rev.A基板(左)とRev.B基板(右)
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写真22、Rev.A基板(左)とRev.B基板(右)

それから、ソフトウェアシリアルの接続の際に使う2ピンのソケットがCN2からCN3に変更になり、シルク表示も"to TX"と"to RX"からそれぞれ"LCD_RX(TO HOST_TX)"と"LCD_TX(TO HOST_RX)"になりました。

写真23、シルク表示の変更
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写真23、シルク表示の変更

またRev.B基板には、4箇所直径3.5mmの円形の穴を新設しました。

写真24、4箇所に直径3.5mmの穴を新設
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写真24、4箇所に直径3.5mmの穴を新設

9.グラフィックLCD基板を独立して使う

もし、Arduinoとの接続用のピンヘッダを付けずに、3.5mmの穴に下の写真のようにM3のスペーサをつけると、Arduinoから離れたところにLCDを配置できます。(Rev.A基板でもこのような使い方はできたが、スペーサが取り付けにくかった)

写真25、基板裏面に取り付けたM3のスペーサ
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写真25、基板裏面に取り付けたM3のスペーサ
写真26、ArduinoとモノクログラフィックLCDシールドの間の結線<
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写真26、ArduinoとモノクログラフィックLCDシールドの間の結線<

LCDを動作させるのに必要な配線は、5V(上の写真では赤い線)、GND(黒い線)、TXD(緑色の線)、RXD(黄色い線)の4本です。ファームウェアの書き込みに使ったCN2に接続します。どのピンが何の信号かは、基板を裏返すと書いてあります。(下のCN2裏側の写真を参照)

写真27、基板裏面のCN2近傍のシルク表示
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写真27、基板裏面のCN2近傍のシルク表示

5Vの赤い線は、Arduinoの5Vのピンに接続します。GNDの黒い線は、ArduinoのGNDのピンに接続します。TXDの黄色い線は、ArduinoのRX(ハードウェアシリアルの場合は0番ピン)に接続します。RXDの黄色い線は、ArduinoのTX(ハードウェアシリアルの場合は1番ピン)に接続します。

Arduinoの0番ピンと1番ピンを使うと、LCDが繋がっている時に、スケッチの書き込みに干渉します。そのため、Arduinoにスケッチを書き込む時はCN2からケーブルを外す必要があり、面倒です。ソフトウェアシリアルを使って、他のピンにRXとTXを割当てる方がいいでしょう。

10.グラフィックLCD基板をパソコンにつなぐ

ここで紹介した接続方法でLCDを使うと、単にシリアル回線から来た情報をLCD画面に出しているだけなので、相手がArduinoであろうが、PICマイコンであろうが、パソコンであろうが、通信手順さえ合わせれば、つなげることができます。試しにパソコンに接続してみましょう。

現在のところパソコンからは、ターミナルモードでしか使えません。MGLCDモードで使うには、パソコン側に簡単なライブラリを用意する必要があるのですが、現時点では完成していません。

まず、USBシリアル変換器(写真ではFTDI Basicを使っています)をUSBケーブルでつなぎます。

写真28、USBシリアル変換器(FTDI Basic)
写真28、USBシリアル変換器(FTDI Basic)

次にパソコンでターミナルソフトを起動します。ここでは例としてTera Term Ver.4.78を使います。起動時に、USBシリアル変換器に割当てられたCOM番号に接続するように設定します。(下の画面ではCOM28を指定していますが、各自の環境に合わせてCOM番号を指定してください)

図9、Tera Term起動時のシリアルポートの設定
図9、Tera Term起動時のシリアルポートの設定

上の画面でOKボタンをクリックするとTera Termが起動します。設定->シリアルポートメニューを選んで、シリアルポートの設定を行ってください。以下に示す設定にします。

表1、ターミナルモードのシリアルインターフェースの設定
設定項目 設定値
ボー・レート(通信速度) 1200bps
データ(データ長) 8 bit
パリティ none(なし)
ストップ(ストップビット長) 1 bit
フロー制御 none(なし)

なお、送信遅延は2つの数字とも0にしてください。これらの数字を0以外にしても構いませんが、通信が遅くなります。

図10、送信遅延を0に設定
図10、送信遅延を0に設定

USBシリアル変換器を、グラフィックLCDシールド基板のCN2に接続すると、LCD画面とTera Termの画面の双方に"Serial MGLCD 0.31"と、メッセージが表示されます。

写真29、起動時にLCD画面表示されるメッセージ
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写真29、起動時にLCD画面表示されるメッセージ
図11、起動時にTera Termに表示されるメッセージ
図11、起動時にTera Termに表示されるメッセージ

この状態でTera Termから文字を送信すると、LCDにその文字が表示されるようになっています。下の写真は、キーボードで"abc"と打ち込んだ例です。(Tera Termの画面には"abc"はエコーバックされません)

写真30、"abc"と打ち込んだ時のLCD画面の表示
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写真30、"abc"と打ち込んだ時のLCD画面の表示
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122X32モノクログラフィックLCDシールド 商品名 122X32モノクログラフィックLCDシールド
税抜き小売価格 3333円
販売店 スイッチサイエンス 妙楽堂
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書名:Arduino 電子工作
ISBN:978-4-7775-1941-5
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