MGLCDライブラリ

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2015年05月27日 Ver 0.34A公開。
2016年05月19日 Ver 0.40公開。
2016年06月03日 Ver 0.41公開。
ライセンスの章を追加。
2016年08月13日 Ver 0.42公開。
2023年06月01日 Ver 0.5.0公開。
MGLCDライブラリで制御したLCD画面の例
MGLCDライブラリで制御したLCD画面の例

目次

1. MGLCDライブラリとは … 1ページ
2. 対応するLCDモジュール … 1ページ
3. MGLCDライブラリとMGLCD_SPIライブラリ … 1ページ
4. 対応するArduinoの種類とArduino IDEのバージョン … 1ページ
5. ユーザーマニュアル … 1ページ
6. リファレンスマニュアル … 1ページ
7. 資料 … 1ページ
8. ダウンロード … 1ページ
9. ライセンス … 1ページ

1.MGLCDライブラリとは

MGLCDライブラリとは、モノクログラフィックLCDモジュール(モノクログラフィック液晶モジュール)をArduinoで簡単に動作させるためのライブラリです。一つのライブラリで複数のLCDモジュールに対応しており、使用するLCDモジュールが変わっても、スケッチをほとんど変更することなく使えるという特徴があります。

なお、現時点ではβ版ですので、バージョンが変わると一部互換性を失うことがあります。Ver. 0.34A以前とVer. 0.40以降の非互換性については、古いバージョン用のスケッチをMGLCD Ver. 0.40以降で動作させる時の注意点をご覧ください。

2.対応するLCDモジュール

現時点で次のLCDモジュールに対応しています。

また、SG12232C、SG12864ASLB-GB、またはS12232ZAを繋げたATmega328PとArduinoをシリアル(UART)通信させることで、遠隔的にコントロールすることができます。この場合、電源線(VCC、GND)と通信線(RXTX)を合わせて4本の配線でArduinoにLCDが接続できますので、配線距離が長い場合に配線が楽になったり、ArduinoのI/Oピンを節約できたりします。(122X32モノクログラフィックLCDシールドはこの仕組みを利用している)

3.MGLCDライブラリとMGLCD_SPIライブラリ

基本となるMGLCDライブラリ以外に、SPI接続のLCDモジュールにアクセスする拡張機能を提供するMGLCD_SPIライブラリというのもあります。

パラレル接続のLCDモジュールを使う場合や、SPI接続のLCDモジュールをソフトウェアSPIで使う場合は、基本のMGLCDライブラリだけで利用できます。

SPI接続のLCDモジュールをハードウェアSPIで使う場合は、MGLCDライブラリに加えて、MGLCD_SPIライブラリを使う必要があります。

注:MGLCD_SPIライブラリは単独では使えません。MGLCD_SPIライブラリと組み合わせてお使いください。また、MGLCD_SPIライブラリとMGLCD_SPIライブラリは、同じバージョンの物を使用する必要があります。

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4.対応するArduinoの種類とArduino IDEのバージョン

MGLCDライブラリの対応するArduinoの種類とArduino IDEのバージョンは、LCDモジュールの種類により異なります。

MGLCDライブラリの最新バージョンは、表1に示すArduinoの種類とArduino IDEのバージョンに対応しています。古いバージョンの対応状況は、リリースノートを確認してください。

Arduino IDE 2.0.0以降をお使いの方は、MGLCDライブラリVer. 0.5.0以降をお使いください。

表1、対応するArduinoの種類とArduino IDEのバージョン
LCDモジュールの種類 使用するライブラリ 対応するArduinoの種類 対応するArduino IDEのバージョン
SG12232C MGLCD Arduino Uno、Arduino Leonardo、Arduino Mega 2560、Arduino Pro 328 5V 16MHz、Seeeduino V3.0(Atmega 328P) 1.0.X、1.6.X、1.7.X、2.0.X、2.1.X
SG12864ASLB-GB MGLCD Arduino Uno、Arduino Leonardo、Arduino Mega 2560、Arduino Pro 328 5V 16MHz、Seeeduino V3.0(Atmega 328P) 1.0.X、1.6.X、1.7.X、2.0.X、2.1.X
S12232ZA MGLCD Arduino Uno、Arduino Leonardo、Arduino Mega 2560、Arduino Pro 328 5V 16MHz、Seeeduino V3.0(Atmega 328P) 1.0.X、1.6.X、1.7.X、2.0.X、2.1.X
AQM1248A
(ハードウェアSPI接続時)
MGLCD、
MGLCD_SPI
Arduino Uno、Arduino Leonardo、Arduino Mega 2560、Arduino Pro 328 5V 16MHz、Seeeduino V3.0(Atmega 328P)、Arduino M0(注1)、Arduino Due(注3) 1.6.X、1.7.X、2.0.X、2.1.X
AQM1248A
(ソフトウェアSPI接続時)
MGLCD Arduino Uno、Arduino Leonardo、Arduino Mega 2560、Arduino Pro 328 5V 16MHz、Seeeduino V3.0(Atmega 328P)、Arduino M0(注2)、Arduino Due(注3) 1.0.X、1.6.X、1.7.X、2.0.X、2.1.X
GH12864-20
(ハードウェアSPI接続時)
MGLCD、
MGLCD_SPI
Arduino Uno、Arduino Leonardo、Arduino Mega 2560、Arduino Pro 328 5V 16MHz、Seeeduino V3.0(Atmega 328P)、Arduino M0(注1)、Arduino Due(注3) 1.6.X、1.7.X、2.0.X、2.1.X
GH12864-20
(ソフトウェアSPI接続時)
MGLCD Arduino Uno、Arduino Leonardo、Arduino Mega 2560、Arduino Pro 328 5V 16MHz、Seeeduino V3.0(Atmega 328P)、Arduino M0(注2)、Arduino Due(注3) 1.0.X、1.6.X、1.7.X、2.0.X、2.1.X
122X32モノクログラフィックLCDシールド
MGLCD
Arduino Uno、Arduino Leonardo、Arduino Mega 2560、Arduino Pro 328 5V 16MHz、Seeeduino V3.0(Atmega 328P) 1.0.X、1.6.X、1.7.X、2.0.X、2.1.X

注1:Arduino M0でハードウェアSPIを使う場合は、Arduino IDE 1.7.10以降をご利用ください。

注2:Arduino M0でソフトウェアSPIを使う場合は、Arduino IDE 1.7.Xをご利用ください。

注3:Arduino Dueを使う場合は、Arduino IDE 1.6.XまたはArduino IDE 1.7.Xをご利用ください。

5.ユーザーマニュアル

MGLCDライブラリの基本的な使い方を書いたユーザーマニュアルを読むには、以下のリンクをクリックしてください。ライブラリのインストールの方法も、ユーザーマニュアルに書いてあります。

MGLCDユーザーマニュアル

6.リファレンスマニュアル

MGLCDライブラリの文法的な説明を書いたリファレンスマニュアルを読むには、以下のリンクをクリックしてください。

MGLCDライブラリリファレンスマニュアル

7.資料

文字コード表

8.ダウンロード

MGLCDライブラリをダウンロードするには、表2のリンクをクリックしてください。

なお、シリアル接続でMGLCDライブラリを使う場合は、LCD制御用マイコンのファームウェア(Serial MGLCD)とMGLCDライブラリのバージョンが一致している必要があります。

写真1、シリアル接続のLCDモジュールの起動画面の例
写真1、シリアル接続のLCDモジュールの起動画面の例

例えば、起動時に上の写真のような画面になった場合、ファームウェアのバージョンは0.32です。ライブラリもVer. 0.32の物をお使いください。ライブラリのバージョンを新しいものにしたい場合は、それに合わせてファームウェアもアップデートする必要があります。ファームウェアのソースコードはライブラリに付属しています。具体的なファームウェアの書き換え方法については、各ハードウェエアのページをご覧ください。

注:Ver. 0.34とVer. 0.34Aなど、数字の後ろにアルファベットが付いただけのライブラリには互換性があります。

リリースノート (アップデートの履歴)

表2、MGLCDライブラリとMGLCD_SPIライブラリのダウンロード用リンク
バージョン ダウンロード用リンク アップデートの日付
0.5.0 MGLCD:MGLCD_0.5.0.zip (185kB)
MGLCD_SPI:MGLCD_SPI_0.5.0.zip (14kB)
2023/06/01
0.42 MGLCD:MGLCD_042.zip (184kB)
MGLCD_SPI:MGLCD_SPI_042.zip (14kB)
2016/08/13
0.41 MGLCD:MGLCD_041.zip (184kB)
MGLCD_SPI:MGLCD_SPI_041.zip (14kB)
2016/06/03
0.40 MGLCD:MGLCD_040.zip (184kB)
MGLCD_SPI:MGLCD_SPI_040.zip (14kB)
2016/05/19
0.34A MGLCD:MGLCD_034A.zip (324kB) 2015/05/26
0.34 MGLCD:MGLCD_034.zip (317kB) 2013/08/10
0.33 MGLCD:MGLCD_033.zip (316kB) 2013/08/05
0.32 MGLCD:MGLCD_032.zip (275kB) 2013/07/28
0.31 MGLCD:MGLCD_031.zip (273kB) 2013/07/10
0.30 MGLCD:MGLCD_030.zip (273kB) 2013/07/02
0.23 MGLCD:MGLCD_023.zip (278kB) 2013/05/20 
0.22 MGLCD:MGLCD_022.zip (273kB) 2013/04/13

注:ダウンロードしたライブラリのインストール法は、ユーザーマニュアルの最初に説明してあります。

9.ライセンス

MGLCDライブラリおよびMGLCD_SPIライブラリは、LGPLライセンスv.2.1で配布しています。

このページで使われている用語の解説

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