I/Oピン一つで読める4X5キーパッドキットサポートページ(3)

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I/Oピン一つで読める4X5キーパッドキット 商品名 I/Oピン一つで読める4X5キーパッドキット
税抜き小売価格 2400円
販売店 スイッチサイエンス
2015年09月02日 暫定公開。
2015年09月12日 正式公開。

7.ResKeypadライブラリのインストール

組み立てた4X5キーパッドを使うには、ResKeypadという専用のライブラリが必要となります。ResKeypadライブラリのページで、ダウンロードしてください。インストール方法も、そのページで読めます。

8.動作確認の方法

ライブラリがインストールできたら、キーパッドを実際に動作させて動作確認します。

動作確認は、図2の様に、4X5キーパッド、Arduino、パソコンを接続し、キーパッドで押したキーの番号をパソコンの画面上に表示する事で行います。

図2、キーパッドの動作確認時の結線
図2、キーパッドの動作確認時の結線

動作確認は次の手順で行ってください。

【手順1】Arduinoと4X5キーパッドを接続する

キットに付属の両側ヘッダ付きケーブルを使い、表2の様に配線します。

表2、キーパッドとArduinoの接続
キーパッドのCN1の端子 Arduino側の端子
VCC 5V
OUTPUT A4
GND GND

注:Arduino Due等の3.3Vで動作するArduinoの場合は、VCCを3.3Vに接続してください。また上の表では、キーパッドのCN1のOUTPUT端子はArduionoのA4に接続することになっていますが、スケッチを変更することでA0~A5のどこにでも接続できます。

写真30、キーパッドとArduinoの接続
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写真30、キーパッドとArduinoの接続

注:上の写真ではSeeeduino V3.0(Atmega 328P)を使っていますが、ResKeypadライブラリが対応しているArduinoおよび互換機であれば、何でも使えます。

【手順2】ArduinoとパソコンをUSBケーブルで接続する
写真31、USBケーブルの接続
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写真31、USBケーブルの接続
【手順3】Arduino IDEでファイル→スケッチブック→libraries→ResKeypad→Serial→WaitForKeyのメニューを選び、サンプルスケッチを開く
図3、WaitForKeyのサンプルスケッチを開く
図3、WaitForKeyのサンプルスケッチを開く
【手順4】スケッチの一部を変更する

開いたサンプルスケッチは、4X4キーパッドキット用に作られています。4X5キーパッドキットで使うには、一部を変更する必要があります。

スケッチの中に、次のような部分がありますので探してください。

ResKeypad keypad(ain,16,RESKEYPAD_4X4); // enable this line if 4X4 keypad is used
//ResKeypad keypad(ain,20,RESKEYPAD_4X5); // enable this line if 4X5 keypad is used

この部分で、使用するキーパッドの仕様を宣言しています。初期状態では、4X4キーパッドの使用を宣言する上の行が有効になっていますので、この行をコメントにしてください。また、4X5キーパッドの使用を宣言する下の行の//を取り除いて、有効にしてください。

//ResKeypad keypad(ain,16,RESKEYPAD_4X4); // enable this line if 4X4 keypad is used
ResKeypad keypad(ain,20,RESKEYPAD_4X5); // enable this line if 4X5 keypad is used

また、使用するアナログ入力ピンをainという変数に代入している行があります。

int ain=A4;

初期状態では、A4を代入していますが、ここを書き換えると、A0~A5のどのピンでも、キーパッドの信号の入力用に使えます。

【手順5】マイコンボードとシリアルポートの設定を、自分の環境に合わせる
図4、マイコンボードの選択
図4、マイコンボードの選択

注:使用しているSeeeduino V3.0(ATmega328P)がArduino Duemilanove互換のため、上の例ではArduino Duemilanoveを選択していますが、実際にはご自分の使用されているマイコンボード(Arduino)に合わせて選択してください。

図5、シリアルポートの選択
図5、シリアルポートの選択

注:上の例ではCOM7を選択していますが、実際にはご自分の使用されているマイコンボード(Arduino)が接続されているポートを選択してください。

【手順6】スケッチをArduinoに書き込む
図6、スケッチの書き込み
図6、スケッチの書き込み
【手順7】シリアルモニタを起動し、通信速度を9600bpsに設定する

ツール→シリアルモニタのメニューを選んで、シリアルモニタを起動してください。

図7、シリアルモニタの起動
図7、シリアルモニタの起動

シリアルモニタが起動したら、通信速度を9600bpsに設定してください。

図8、通信速度の設定
図8、通信速度の設定
【手順8】キーパッドのキーを押してみて、正しいスイッチ番号がシリアルモニタに表示されるか確認する

キーパッドのキーをいくつか押してみて、押したスイッチの番号が、正しく表示されているかを確認してください。もしキーを押しても反応がなかったり、誤ったスイッチ番号が表示される場合は、部品の取り付け間違いや配線ミスがないか、再確認してください。

図9、スイッチ番号の確認
図9、スイッチ番号の確認

次のページでは、4X5キーパッドを使うためのスケッチの作り方について説明します。

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このページで使われている用語の解説

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