しなぷすのハード製作記

ArduinoでグラフィックLCDを動かす(S12232ZA編)(2)

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2015年06月02日 MGLCDライブラリVer.0.34Aのリリースにあわせて、記述を変更。

3.MGLCDライブラリのインストール

S12232ZAを動作させるには、今回開発したMGLCDライブラリを使うのが楽です。Arduino IDEの1.0.1以降に対応しています。MGLCDライブラリのVer 0.34Aをダウンロードするには、下のリンクをクリックしてください。

MGLCDライブラリ Ver0.34A MGLCD_034A.zip (324kB)

Arduino IDEが1.0.1~1.0.4の方は次の方法でMGLCDライブラリインストールしてください。

ダウンロードしたZIPファイルを展開すると、MGLCDという名前のフォルダができますから、それをWindows環境の場合は"マイドキュメント\Arduino\libraries"フォルダの中に移動(またはコピー)してください。(移動やコピーはArduino IDEが起動していない状態で行ってください) もし"マイドキュメント\Arduino"フォルダの中に"libraries"というフォルダがなければ、そのフォルダを作成した後に、MGLCDフォルダを移動/コピーしてください。

図2、MGLCDフォルダのコピー
図2、MGLCDフォルダのコピー

当方にMacの環境がないので未確認ですが、Arduino公式サイト(arduino.cc)に載っている"Installing Additional Arduino Libraries"によると、Mac環境の場合は"Documents/Arduino/libraries"フォルダ(日本語環境なら"書類/Arduino/libraries"フォルダか?)の中にMGLCDフォルダを移動あるいはコピーすればいいようです。

Arduino IDEが1.0.5以降の方は、前述の方法でMGLCDライブラリをインストールすることもできますが、これから説明する方法を使うと、ZIPファイルを解凍する必要がなく、簡便です。

まず、Arduino IDE 1.0.5を起動し、スケッチ→ライブラリを使用→Add Library...メニューを選んでください。

図3、Add Libraryメニューの選択
図3、Add Libraryメニューの選択

そうすると、インストールするライブラリのZIPファイルを選択するダイアログボックスが開きますから、MGLCD_034.zipを選択して、開くボタンをクリックすると、ライブラリがインストールできます。

図4、MGLCD_034.zipの選択
図4、MGLCD_034.zipの選択

ライブラリがインストールされると、以下のようなメッセージが出ます。

図5、インストール完了時のメッセージ
図5、インストール完了時のメッセージ

4.動作チェック

MGLCDライブラリをインストールしたら、前頁の回路図通りに配線して、とりあえずデモスケッチを走らせて見ましょう。

Arduino IDEを起動し、メニューよりファイル→スケッチの例→MGLCD→mglcd_S12232ZA→demoを選択します。

図6、demoスケッチを開く
図6、demoスケッチを開く

demoスケッチのウィンドウが開いたら、ツール→マイコンボードとツール→シリアルポートのメニューでArduinoの種類とシリアルポートの番号を指定します。後は、スケッチをArduinoに書き込むだけで、色々な表示のデモが始まります。

図7、Arduinoの種類とシリアルポートの番号を確認
図7、Arduinoの種類とシリアルポートの番号を確認

この時点でLCDにうまく文字やグラフィックが表示できなかった場合は、配線のミスが疑われます。もう一度結線を確かめてください。

5.MGLCDライブラリの使い方(初期化編)

MGLCDライブラリを使うには、スケッチの中で初期化コードを書く必要があります。

まず、mglcd.hというヘッダファイルをインクルードしてください。

#include <mglcd.h>

次に、LCDのピンをArduinoにどのように接続するか(ピン割り当て)を指定する必要があります。

TLcdPinAssignTable PinAssignTable={
    A0_DI  : A3, // A0
    CS1_E1 : A0, // E1
    CS2_E2 : A1, // E2
    E      : MGLCD_UNUSED_PIN,
    RW     : A2,
    DB0    : 8 ,
    DB1    : 9 ,
    DB2    : 10,
    DB3    : 11,
    DB4    : 4 ,
    DB5    : 5 ,
    DB6    : 6 ,
    DB7    : 7
}; // PinAssignTable;

ピン割り当てを変えるなら上の宣言を書き換える必要がありますが、元もとの回路図のまま動作させるなら、変更する必要もないので、宣言の詳細はここでは説明しないことにします。おまじないのような宣言だと今は思っていてください。

次に、mglcd_S12232ZA型の変数(名前は何でも良いが、ここではMGLCDとする)を宣言します。

mglcd_S12232ZA MGLCD(PinAssignTable);

LCDを操作するには、このMGLCDという変数を使って行います。まず、Reset関数を用いてLCDを初期化します。

MGLCD.Reset();

また、今回の回路では、3番ピンに方形波を出力し、チャージポンプ回路で負電圧を発生しています。3番ピンに方形波を出すには、次の様にanalogWrite関数を使います。(Arduinoを使わずに負電圧を発生する回路の場合は、analogWrite関数は必要ない)

pinMode(3,OUTPUT);
analogWrite(3,127);

以上で初期化作業は終わりです。

最後にprint関数を用いて、"Hello, world!"と表示してみて、動作を確かめましょう。

MGLCD.print("Hello, world!");
写真5、サンプルスケッチの実行結果
写真5、サンプルスケッチの実行結果

以上の作業をスケッチとしてまとめると、次の様になります。

#include <mglcd.h>

TLcdPinAssignTable PinAssignTable={
    A0_DI  : A3, // A0
    CS1_E1 : A0, // E1
    CS2_E2 : A1, // E2
    E      : MGLCD_UNUSED_PIN,
    RW     : A2,
    DB0    : 8 ,
    DB1    : 9 ,
    DB2    : 10,
    DB3    : 11,
    DB4    : 4 ,
    DB5    : 5 ,
    DB6    : 6,
    DB7    : 7
}; // PinAssignTable;

mglcd_S12232ZA MGLCD(PinAssignTable);

void setup()
{
  MGLCD.Reset();

  pinMode(3,OUTPUT);
  analogWrite(3,127);

  MGLCD.print("Hello, world!");
}

void loop ()
{
}

次のページではテキスト表示について解説します。

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