2020年05月13日 | 公開。 |
この章では、製作したAND回路とOR回路の動作確認の方法について説明します。
写真13および写真14に示すAND回路をブレッドボード上に組み、スイッチを操作してLEDの反応を観察する事により、AND回路の動作確認をします。
まず、SW1とSW2の両方をOFFにしてLED1を観察します。(写真17参照)
この場合、x0=0、x1=0を入力している事になりますが、写真17から分かる様に、LED1は消灯します。つまりy=0が出力されます。
次に、SW1をOFFにし、SW2をONにして、LED1を観察します。(写真18参照)
この場合、x0=0、x1=1を入力している事になりますが、写真18から分かる様に、LED1は消灯します。つまりy=0が出力されます。
次に、SW1をONにし、SW2をOFFにして、LED1を観察します。(写真19参照)
この場合、x0=1、x1=0を入力している事になりますが、写真19から分かる様に、LED1は消灯します。つまりy=0が出力されます。
最後に、SW1とSW2の両方をONにして、LED1を観察します。(写真20参照)
この場合、x0=1、x1=1を入力している事になりますが、写真20から分かる様に、LED1は点灯します。つまりy=1が出力されます。
写真17~写真20に示した動作確認の結果を、真理値表の形にまとめたのが表7です。
入力 | 出力 | 備考 | |
---|---|---|---|
x0 | x1 | y | |
0 | 0 | 0 | 写真17より |
0 | 1 | 0 | 写真18より |
1 | 0 | 0 | 写真19より |
1 | 1 | 1 | 写真20より |
表7の真理値表は、1ページの表1に示したAND回路の真理値表と一致しますので、作った回路は、原理通りAND回路として動作している事が確認できます。
AND回路の動作確認が終わったら、ブレッドボード上から部品を取り去り、写真15および写真16に示すOR回路に組み替えます。そして、スイッチを操作してLEDの反応を観察する事により、OR回路の動作確認をします。
SW1とSW2の両方をOFFにしたOR回路を写真21に、SW1をOFFにし、SW2をONにしたOR回路を写真22に、SW1をONにし、SW2をOFFにしたOR回路を写真23に、SW1とSW2の両方をONにしたOR回路を写真24に、それぞれ示します。
写真21~写真24に示した動作確認の結果を、真理値表の形にまとめたのが表8です。
入力 | 出力 | 備考 | |
---|---|---|---|
x0 | x1 | y | |
0 | 0 | 0 | 写真21より |
0 | 1 | 1 | 写真22より |
1 | 0 | 1 | 写真23より |
1 | 1 | 1 | 写真24より |
表8の真理値表は、1ページの表2に示したOR回路の真理値表と一致しますので、作った回路は、原理通りOR回路として動作している事が確認できます。
次のページでは、実体配線図の描き方を説明します。