2013年11月28日 | 公開。 |
次の写真は、EET_LABさんの、リレー式ニキシー管時計です。水晶発振回路はさすがにリレーではできず、RTCモジュールで1秒のクロックを生成しているようですが、その後の処理は、全て機械式リレーで作った力作(力技?)です。写真で見ても素敵ですが、実際に間近で見ると、1秒ごとにカチッ、カチッとリレーの音がして面白いです。
次の写真は、ABAさんの土鍋炊飯botです。土鍋とカセットコンロをつかって、自動的にご飯を炊きます。マイコンで温度制御し、理想的な温度プロファイル(?)を再現します。私が作っている簡易リフロー炉の温度制御装置とおそらく仕組みはよく似ていると思います。ただ、土鍋炊飯botのすごいところは、カセットコンロの火加減の調整を、サーボモーターを使って調整つまみを回す事で行っているところです。
残念ながら、MFTの会場では動作しているところは見ることができませんでした。(おそらく安全面での問題でしょう) 動作していない実機を見るより、このビデオを見るほうが魅力が分かるのかも知れません。(ビデオの作り方も上手なので参考になります)
ABAさんは、箸力養成ギプスなるものも展示されていました。正しいお箸の使い方を訓練する装置です。
ikkeiさんは、ちっちゃいーのという小型のマトリクスLEDの裏にArduino互換マイコンを搭載した物の他、LEDを使った作品を色々出展されていました。光る展示物がいっぱいあると、目を引きます。
cronos_svさんは、ニキシー管の表示器を展示されていました。下の写真では、時刻を表示しています。ドットマトリクス表示になっているところがミソで、1ドットがニキシー管1本です。この数のニキシー管を、手半田で実装されたそうです。
下の写真は、P板.comさんの基板カレンダーです。ガラスエポキシ基板に、シルクスクリーン印刷や配線パターンでカレンダーが書いてあります。12枚の基板を組み立てると、正12面体のカレンダーができます。
以上、私の撮った写真を元にMaker Faire Tokyo 2013の様子を紹介しましたが、会場の雰囲気が伝わったでしょうか? 出展者は300組もあったので、紹介できたのはごく一部ですが、MFTの魅力が少しでも伝わったなら嬉しいです。