「ブレッドボード」の解説(4)

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2022年12月14日 公開

2-2-2.2つの2端子部品の並列接続

前のページでは、2つの2端子部品の直列接続について説明しましたが、今回は、並列接続について説明します。

例として、1.5kΩの抵抗R1と4.7kΩの抵抗R2を並列接続して、図7の様な回路を、ブレッドボード上で作る方法について説明します。

図7、2つの抵抗の並列回路
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図7、2つの抵抗の並列回路

写真9の緑色の線で示す様に、ブレッドボードの電極が内部で導通している事を思い出すと、写真29に示す接続で、R1とR2が並列接続される事が分かります。また写真30では、R1とR2の端子がブレッドボード内部で接続されている部分を、緑色の線で示してあります。

写真9(再掲)、ブレッドボードの電極間の導通の様子
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写真9(再掲)、ブレッドボードの電極間の導通の様子
写真29、2つの抵抗を並列に接続した例(その1)
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写真29、2つの抵抗を並列に接続した例(その1)

左側のカラーコードが茶緑赤金の抵抗が1.5kΩ(R1)です。右側のカラーコードが黄紫赤金の抵抗が4.7kΩ(R2)です。

写真30、写真29の回路のブレッドボード内部での導通部分
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写真30、写真29の回路のブレッドボード内部での導通部分

緑色の線の部分がブレッドボード内部で導通しています。そのため、R1とR2の上側の端子同士、およびR1とR2の下側の端子同士が電気的に接続されており、R1とR2は並列接続されています。

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R1とR2の抵抗の大きさが違う場合は、写真29の様にR1とR2をブレッドボード上で横に並べるだけでは、並列接続になりません。写真31に、R2の方がR1よりも大きい場合の並列接続の様子を示します。また、写真32には、写真31の接続をした場合にブレッドボード内部で導通している部分を、緑色の線で示しています。

写真31、2つの抵抗を並列に接続した例(その2)
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写真31、2つの抵抗を並列に接続した例(その2)

左側の抵抗がR1です。右側の抵抗がR2です。

R1は端子間間隔が300milであるのに対して、R2は端子間間隔が400milあります。そのため、R1とR2を横に並べるだけでは、R1とR2は並列接続されません。ジャンパ線で、R1とR2の下側の端子を接続する必要があります。

写真32、写真31の回路のブレッドボード内部での導通部分
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写真32、写真31の回路のブレッドボード内部での導通部分

緑色の線の部分がブレッドボード内部で導通しています。

R1とR2の下側の端子が、茶色いジャンパ線で接続されている様子が分かります。

2本の抵抗を横に並べずに、例えば写真33の様に接続しても、並列接続させる事ができます。

写真33、2つの抵抗を並列に接続した例(その3)
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写真33、2つの抵抗を並列に接続した例(その3)

左側の抵抗がR1です。右側の抵抗がR2です。

茶色いジャンパ線で、R1の上側の端子とR2の右側の端子を接続しています。

写真34、写真33の回路のブレッドボード内部での導通部分
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写真34、写真33の回路のブレッドボード内部での導通部分

緑色の線の部分がブレッドボード内部で導通しています。

R1の上側の端子とR2の右側の端子が、茶色いジャンパ線で接続されている様子が分かります。

この記事では、2つの2端子部品を直列接続および並列接続する方法についてのみ説明しましたが、下記リンクの記事では、さらに実践的な回路をブレッドボードで組み立てた例を紹介しています。是非参考にしてください。

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