しなぷすのハード製作記

ArduinoでグラフィックLCDを動かす(AQM1248A編)(16)

ツイート
シェア
このエントリーをはてなブックマークに追加
フォロー
目次へ  前のページへ (9) (10) (11) (12) (13) (14) (15) (16) (17) 次のページへ
2016年05月25日 公開。

5-9.MGLCDライブラリの主な関数(グラフィック表示編)

5-9-1.グラフィック座標系

AQM1248Aは、横128ピクセル、縦48ピクセルのグラフィックLCDモジュールです。MGLCDライブラリでは、画面左上が(0,0)、右下が(127,47)の座標系を使います。(図57参照)

図57(再掲)、AQM1248Aの座標系
↑ 画像をクリックすると拡大
図57(再掲)、AQM1248Aの座標系

5-9-2.SetPixel関数

画面に点を打つにはをSetPixel関数を使います。SetPixel関数の構文は次の通りです。

SetPixel(x座標,y座標,色);

色は、黒い点を打つ場合は1を、白い点を打つ場合は0を指定してください。省略すれば、黒い点になります。

例えば次の例では、座標(10,35)に黒い点を打ちます。(写真36参照。この写真では見にくいですが、左下の方に点を打っています)

MGLCD.SetPixel(10,35);
写真36、MGLCD.SetPixel(10,35);の実行結果
↑ 画像をクリックすると拡大
写真36、MGLCD.SetPixel(10,35);の実行結果

5-9-3.Line関数

画面に線を引くには、Line関数を使います。Line関数の構文は次の通りです。

Line(x座標1,y座標1,x座標2,y座標2,色);

これで、(x座標1,y座標1)から(x座標2,y座標2)まで直線を引きます。色は黒の場合1、白の場合0です。色を省略すると黒い線を引きます。

例えば、次の例では、座標(10,5)から(100,45)まで、黒い直線を引きます。(写真37参照)

MGLCD.Line(10,5,100,45);
写真37、MGLCD.Line(10,5,100,45);の実行結果
↑ 画像をクリックすると拡大
写真37、MGLCD.Line(10,5,100,45);の実行結果
広告

5-9-4.Rect関数

画面に長方形を描くには、Rect関数を使います。Rect関数の構文は次の通りです。

Rect(x座標1,y座標1,x座標2,y座標2,色);

これで、(x座標1,y座標1)と(x座標2,y座標2)を対角とする長方形を、指定した色で描きます。色を省略すると黒(1)となります。

例えば、次の例では座標(10,5)と座標(100,45)を対角とする、黒い長方形を描きます。(写真38参照)

MGLCD.Rect(10,5,100,45);
写真38、MGLCD.Rect(10,5,100,45);の実行結果
↑ 画像をクリックすると拡大
写真38、MGLCD.Rect(10,5,100,45);の実行結果

5-9-5.FillRect関数

もし、長方形を描く時に、枠を描くだけでなく中も塗りつぶしたいなら、Rect関数の代わりにFillRect関数を使います。

例えば、次の例では座標(10,5)と座標(100,45)を対角とする、黒い、中を塗りつぶした長方形を描きます。(写真39参照)

MGLCD.FillRect(10,5,100,45);
写真39、MGLCD.FillRect(10,5,100,45);の実行結果
↑ 画像をクリックすると拡大
写真39、MGLCD.FillRect(10,5,100,45);の実行結果

5-9-6.Circle関数

円を描きたいなら、Circle関数を使います。Circle関数の構文は次の通りです。

Circle(x座標,y座標,半径,色);

これで、(x座標,y座標)を中心に、指定した半径で、指定した色の円を描きます。色を省略すると黒(1)となります。

例えば、次の例では座標(60,23)を中心に、半径20の黒い円を描きます。(写真40参照)

注:AQM1248Aのピクセルアスペクト比は1:1ではなく、1:0.864なので、横長の楕円が表示されます。

MGLCD.Circle(60,23,20);
写真40、MGLCD.Circle(60,23,20);の実行結果
↑ 画像をクリックすると拡大
写真40、MGLCD.Circle(60,23,20);の実行結果

5-9-7.FillCircle関数

もし、外枠を描くだけでなく、円の中を塗りつぶしたいなら、Circle関数の代わりにFillCircle関数を使います。

例えば、次の例では座標(60,23)を中心に、半径20の黒い円を、中を塗りつぶして描きます。(写真41参照)

MGLCD.FillCircle(60,23,20);
写真41、MGLCD.FillCircle(60,23,20);の実行結果
↑ 画像をクリックすると拡大
写真41、MGLCD.FillCircle(60,23,20);の実行結果

5-9-8.Line関数を用いたデモスケッチ

最後に、Line関数を用いた簡単なデモスケッチを紹介します。リスト40のスケッチを実行すると、写真42~写真44に示すような図形を表示します。

注:リスト40のスケッチは、AQM1248AがハードウェアSPI接続されている事を前提に作られています。

リスト40、Line関数を用いたデモスケッチ
// ヘッダファイルのインクルード
#include <MGLCD.h>
#include <MGLCD_SPI.h>
#include <SPI.h>

// ピン割り当てとSPIクロック周波数の宣言
#define CS_PIN 10
#define DI_PIN  9
#define MAX_FREQ (1000*1000L)

// オブジェクト変数の宣言
MGLCD_AQM1248A_SPI MGLCD(MGLCD_SpiPin2(CS_PIN, DI_PIN), MAX_FREQ);

void setup()
{
  // LCDの初期化
  while(MGLCD.Reset());
}

void loop ()
{
  MGLCD.ClearScreen();
  for(int i=0; i<45; i+=5) {
    delay(200);
    MGLCD.Line(i,0,45,i);
    delay(200);
    MGLCD.Line(45,i,45-i,45);
    delay(200);
    MGLCD.Line(45-i,45,0,45-i);        
    delay(200);
    MGLCD.Line(0,45-i,i,0);        
  } // for

  delay(1000);
}
写真42、Line関数のデモスケッチの画面(1)
↑ 画像をクリックすると拡大
写真42、Line関数のデモスケッチの画面(1)
写真43、Line関数のデモスケッチの画面(2)
↑ 画像をクリックすると拡大
写真43、Line関数のデモスケッチの画面(2)
写真44、Line関数のデモスケッチの画面(3)
↑ 画像をクリックすると拡大
写真44、Line関数のデモスケッチの画面(3)

次のページでは、AQM1248Aのハードウェアに固有の機能(コントラスト調整と画面の反転)に関する関数を説明します。

ツイート
シェア
このエントリーをはてなブックマークに追加
フォロー
目次へ  前のページへ (9) (10) (11) (12) (13) (14) (15) (16) (17) 次のページへ

このページで使われている用語の解説

関連ページ

関連製品

122X32モノクログラフィックLCDシールド 商品名 122X32モノクログラフィックLCDシールド
税抜き小売価格 3333円
販売店 スイッチサイエンス 妙楽堂
サポートページ
GLCD学習シールドキット 商品名 GLCD学習シールドキット
税抜き小売価格 1410円
販売店 スイッチサイエンス 妙楽堂 三月兎
サポートページ
このサイトの記事が本になりました。
書名:Arduino 電子工作
ISBN:978-4-7775-1941-5
工学社の書籍の内容の紹介ページ
本のカバーの写真か書名をクリックすると、Amazonの書籍購入ページに移動します。
サイトマッププライバシーポリシーお問い合わせ用語集
しなぷすのハード製作記