GLCD学習シールドキットサポートページ(3)

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GLCD学習シールドキット 商品名 GLCD学習シールドキット
税抜き小売価格 1410円
販売店 スイッチサイエンス
2015年06月08日 元々1ページだったサポートページを3ページに分割。

7.動作確認の方法

シールドの組み立てが終わったら、動作確認をしましょう。仕様・回路図で示した対応Arduino(および互換機)をお持ちで、開発環境(Arduino IDE)もインストール済みである事を前提にして、動作確認の方法を説明します。

GLCD学習シールドを動作させるには、MGLCDライブラリというライブラリをArduino IDEにインストールする必要があります。下記リンクから、MGLCDライブラリ Ver. 0.34をダウンロードしてください。

MGLCDライブラリ Ver0.34のダウンロード MGLCD_034.zip (317kB)

Arduino IDEが1.0.1~1.0.4の方は次の方法でMGLCDライブラリインストールしてください。

ダウンロードしたZIPファイルを展開すると、MGLCDという名前のフォルダができますから、それをWindows環境の場合は"マイドキュメント\Arduino\libraries"フォルダの中に移動(またはコピー)してください。(移動やコピーはArduino IDEが起動していない状態で行ってください) もし"マイドキュメント\Arduino"フォルダの中に"libraries"というフォルダがなければ、そのフォルダを作成した後に、MGLCDフォルダを移動/コピーしてください。

図1、MGLCDライブラリのインストール
図1、MGLCDライブラリのインストール

当方にMacの環境がないので未確認ですが、Arduino公式サイトに載っている"Installing Additional Arduino Libraries"によると、Mac環境の場合は"Documents/Arduino/libraries"フォルダ(日本語環境なら"書類/Arduino/libraries"フォルダか?)の中にMGLCDフォルダを移動あるいはコピーすればいいようです。

Arduino IDEが1.0.5の方は、前述の方法でMGLCDライブラリをインストールすることもできますが、これから説明する方法を使うと、ZIPファイルを解凍する必要がなく、簡便です。

まず、Arduino IDE 1.0.5を起動し、スケッチ→ライブラリを使用→Add Library...メニューを選んでください。

図2、Add Library...メニューを選択
図2、Add Library...メニューを選択

そうすると、インストールするライブラリのZIPファイルを選択するダイアログボックスが開きますから、MGLCD_034.zipを選択して、開くボタンをクリックすると、ライブラリがインストールできます。

図3、ZIPファイルの選択
図3、ZIPファイルの選択

ライブラリがインストールされると、以下のようなメッセージが出ます。

図4、ライブラリインストール完了時のメッセージ
図4、ライブラリインストール完了時のメッセージ

MGLCDライブラリのインストールが終わったら、デモスケッチを実行して、GLCDに何かを表示してみましょう。

Arduino IDEを起動して、画面の右下で、マイコンボードの設定とシリアルの設定が正しいか確認してください。

図5、マイコンボードとシリアルの設定の確認
図5、マイコンボードとシリアルの設定の確認

設定が違ったら、ツール→マイコンボードメニューあるいはツール→シリアルポートメニューより、ご自分のArduinoに合わせた設定にしてください。

正しい設定になったら、ファイル→スケッチの例→MGLCD→mglcd_S12232ZA→demoメニューを選んで、demoスケッチを開いてください。

図6、demoスケッチを開く
図6、demoスケッチを開く

ArduinoにGLCD学習シールドを装着し、USBケーブルを接続します。(下の写真は、Arduio Leonardoに装着した例)

写真43、GLCD学習シールドをArduinoに装着
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写真43、GLCD学習シールドをArduinoに装着

そしてArduinoにdemoスケッチを書き込みます。

図7、demoスケッチの書き込み
図7、demoスケッチの書き込み

そうすると、GLCDにデモ画面が表示されます。

写真44、デモ画面の表示
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写真44、デモ画面の表示

もし画面に表示が出なかったら、VR1(半固定抵抗)をドライバで回してみて、コントラストを調整してください。表示が薄くなっていて見えないことがあります。

8.シールド各部の説明

GLCD学習シールド各部の名称と働きを説明します。

写真45、各部の名称
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写真45、各部の名称

LCD(液晶)表示装置は、文字や図形が表示される領域です。

リセットボタンは、Arduionoにリセットをかけるためのボタンです。Arduinoの機種によっては、シールド装着時にArduino本体のリセットボタンが押せなくなるため、このスイッチを設けています。

信号分配用ピンソケットは、Arduinoのピンソケットの信号や電源を、外部に分配するためのピンソケットです。ただし、GLCD学習シールドが使う信号は分配しません。CN6のREFと表記した信号は、AREF(A/Dコンバート時の基準電圧)の事です。またRESはRESET(リセット信号)の事です。

写真46、Arduino接続用ピンヘッダ
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写真46、Arduino接続用ピンヘッダ

Arduino接続用ピンヘッダは、GLCD学習シールドをArduinoに電気的・機械的に接続するために使用します。

写真47、ユニバーサルエリア
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写真47、ユニバーサルエリア

基板本体の右側にはユニバーサルエリアがあります。この部分はユニバーサル基板になっており、好きな回路を組み込む事ができます。例えばこの部分に温度センサーを組み込むと、温度をLCDで表示する温度計シールドが作れます。ユニバーサルエリアの一番左の列には、信号分配用ピンソケットと同じ信号が引き出されています。

9.スケッチの作り方について

GLCD学習シールドに図形や文字を表示するスケッチの作り方については、以下のページに詳しい説明が出ています。

ArduinoでグラフィックLCDを動かす(S12232ZA編)(2)

10.問合せ先

もし、輸送上のトラブルが発生した場合は、委託販売業者にご連絡願います。

技術的な問題などが発生した場合は、こちらのフォームからメールをいただきますよう、お願いします。その際、メールのタイトルは「GLCD学習キットについて」としてください。

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このページで使われている用語の解説

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