昨年の3月にPENTAX K-S2という一眼レフカメラとsmc PENTAX-DA 18-135mmF3.5-5.6ED AL[IF] DC WRというズームレンズをセットで買って以来、これらのカメラやレンズを愛用しています。(smc PENTAX-DA 18-135mmF3.5-5.6ED AL[IF] DC WRというレンズ名は長すぎるので、以後DA18-135mmと呼びます)
先日、街の風景を撮ろうと、K-S2とDA18-135mmを持ちだしたら、撮影現場でDA18-135mmのAF(オートフォーカス)が利かなくなっていました。今回は、このトラブルの話をします。
なお、次の2つの記事は、この記事に関連した記事です。よろしければ、こちらもご覧ください。
DA18-135mmにどういう症状が出たかを、動画にまとめました。この動画では、K-S2にDA18-135mmを装着するとAFが利かない様子と、レンズをsmc PENTAX-DA 35mmF2.4AL(以後DA35安と呼びます)に交換すると、正常にAFできる様子を紹介しています。
以下、この動画の要約です。
DA18-135mmをK-S2に装着して電源を入れると…
本来、MF(マニュアルフォーカス)レンズを装着した場合に表示される焦点距離入力画面が一瞬表示されます。
その後、焦点距離を実際に入力することなく通常の画面に移行しますが、なんか変です。
OKボタンの周りの青いLEDが点滅していますし、AFのスポットモードとセレクトモードが短時間で勝手に切り替わります。また、AFモードに設定しているはずなのに、”MF”の表示になります。
また、動画では触れていませんでしたが、INFOボタンやMENUボタンが使えなくなっています。
シャッターボタンを押すと写真が取れるものの、ボタンが半押し状態の時にAF動作をせず、合焦時の電子音も鳴りません。
動画では触れていませんが、撮れた写真のEXIFには、それらしい焦点距離が記録されていましたので、レンズと本体の間の通信は成立している模様です。
次に、レンズをDA35安に交換してみます。
そうすると、焦点距離の入力画面が表示されることなく起動し、各所の表示や機能も正常です。
シャッターボタンを押すと、半押し時にAF動作が行われ、合焦の合図の電子音もなります。正常に写真撮影ができます。
この様に、DA18-135mm以外のレンズに交換すると、全く正常に動作するため、最初はレンズ側に不具合があるものと思っていましたが、考えが変わってきました。
というのは、私の持っているDA18-135mm以外のAFレンズは、次の様に、全てボディー内モーターを使うレンズだからです。レンズ内モーターを使うのはDA18-135mmのみです。
- smc PENTAX-DA 35mmF2.4AL
- smc PENTAX-DA 50mmF1.8
- smc PENTAX FA 28mm F2.8 AL
- TAMRON SP AF17-50mm F/2.8 XR DiII LD Aspherical[IF] Model A16P
- TAMRON AF 70-300mm F/4-5.6 Di LD Macro 1:2 Model A17P
もし、レンズ内モーターへ給電するルートに異常があるなら、レンズ側か故障している可能性も、本体側が故障している可能性もあります。
今回の故障は、修理に出す予定なので、修理についても、また報告します。