AliexpressでKマウントのリバースアダプターを買った(1)

AliexpressでKマウント用のリバースアダプター(マクロ撮影用の特殊なマウントアダプター)を購入したところ、安価で品質が良かったので、今回は、その事について書きます。

リバースアダプターのレンズ側

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はじめに

このブログでは書いていませんでしたが、私は3月にPENTAXのK-S2というカメラを買いました。DA18-135mmF3.5-5.6ED AL[IF] DC WRという定番の便利ズームレンズも、K-S2とのセットで買い、またタムロンのAF70-300mm F4-5.6 Di MACRO(A17P)という望遠ズームも買い足しました。

購入したDA18-135mmとK-S2の写真を次に示します。

購入したDA18-135mmとK-S2

また、AF70-300mmの写真を次に示します。

AF70-300mm F4-5.6 Di MACRO(A17P)

これでAPS-Cサイズのカメラとレンズが揃い、普段の撮影は全てAPS-Cで撮影できる様にはなったのですが、小型の電子部品のマクロ撮影だけは、Q-S1にクローズアップレンズを付ける方が大きく写せる状態のままでした。

APS-Cでも小さな部品のマクロ撮影をできる様にしようとして、N0.3のクローズアップレンズを買ったんですが、DA18-135mmにクローズアップレンズを付けても、あまり接写の倍率は上がりませんでした。

AF70-300mmは元々1/2倍の簡易マクロレンズですが、撮影倍率が低く、小さい部品を撮影するには足りません。クローズアップレンズを付けると、小さい部品が十分に拡大される様になったものの、強烈に収差がでました。収差を目立たなくするために、絞りを限界のF32に絞らないとまともに写らなかったのと、ワーキングディスタンスが長すぎて、垂直に被写体を見下ろす形で撮影するには、三脚でカメラを高く持ち上げなければならないのが不便で、気軽に使える感じではありませんでした。

そこで、リバースアダプターを使ってマクロ撮影をしてみる事にしました。

リバースアダプターとは

最初に説明したとおり、リバースアダプター(リバースリングアダプター)とは、マクロ撮影用の特殊なマウントアダプターです。カメラとレンズの間にはさんで使います。

リバースアダプターを使うと、レンズを通常とは反対向きに付けられます。つまり、前玉がカメラ側で、後玉が被写体側に向きます。

リバースアダプターは普通のマウントアダプターと同様、リング状の部品ですが、片側がカメラのマウントにはめ合わせられる様になっており、反対側が、レンズのフィルタ用の溝にねじ込めるようになっています。

標準または広角のレンズを反対向き(前玉がカメラ側)に取り付けると、1倍を超えるマクロ撮影が綺麗にできる事は昔より知られていました。その高倍率マクロ撮影のために使うのがリバースアダプターという訳です。

参考リンク

リバースアダプターでレンズを逆向きにカメラに装着した様子

Kマウントに関して言えば、PENTAX純正のリバースアダプターが2種類発売されています。ひとつはフィルター径が49mmのリバースアダプターで、もう一つはフィルター径が52mmのリバースアダプターです。

しかし、私の持っているKマウントのレンズで、広角よりの焦点距離が実現できるレンズはDA 18-135mmだけで、このレンズはフィルター径が62mmです。PENTAXの純正リバースアダプターに付けようと思うと、52mmのリバースアダプターに、さらに62mm-52mmのステップダウンリングを取り付ける必要があります。

リバースアダプターを使う時は絞りリング付きのレンズがお勧め

さらにいうと、DA18-135mmは最近のデジカメで使う事が前提に設計されているレンズです。最近のデジカメは、レンズの絞りをカメラ側からコントロールする事が前提になっています。そのために、DA18-135mmには絞りリングがありません。

DA 18-135mmには絞りリングがない

昔のフィルムカメラは、AE(自動露出)を使う場合でも、まずレンズの絞りリングを回して絞り(F値)を決め、カメラ側でシャッター速度を決めて露出を合わせる、絞り優先AEが普通でした。

後になって、シャッター速度優先AEやプログラムAEが使えるカメラがでてきました。これらのカメラでは、カメラ側が絞りを制御できる様になってました。そしてシャッター速度優先AEやプログラムAEを使う場合は、レンズの絞りリングを”A”(Auto)にして使う様になっていました。

参考までに、AF70-300mmの写真を次に示します。

AF70-300mmの絞りリング

このレンズは、デジタルカメラで使用する事を前提に設計されてはいますが、フルサイズのイメージサークルがあり、絞りリングもあるので、フィルムカメラでも使用できる様になっています。

また絞りリングに”A”のポジションがある事が分かります。デジタルカメラで使用する場合は、絞りリングを常に”A”に合わせて使います。

現在のカメラでは、全てカメラ側で絞りを決定する様にになっているので、レンズ側の絞りリングを使う必要はなくなってきました。そのため、新しいレンズでは、DA-18-135mmの様に、絞りリングを省略してしまっているレンズが多くなってきました。(絞りリングのないレンズでは、絞りリングのあるレンズで絞りリングを”A”に設定したのと同様の動作をする)

リバースアダプターを使って接写する場合は、この絞りリングがないのがネックになります。レンズを反対向き付けるため、カメラ側がレンズの絞りを制御できなくなり、絞りを変えるには絞りリングが必要になるからです。

現在でも絞りリングのあるレンズは販売されていますが、どちらかというと、高価なレンズが多いです。

リバースアダプタを使うとAFができなくなる事を考えると、レンズはMFのオールドレンズでもいい事になります。それに、オールドレンズなら、必ず絞りリングが付いています。

さらに言うと、リバースアダプタを使う前提でレンズを買うなら、マウントの種類がカメラとレンズで合っている必要はありません。リバースアダプターとレンズで、フィルター径を合わせればそれで十分です。そのため、NikonのレンズをPENTAXのカメラに付けて撮影する事も、問題なく行えるのです。マウントを問わないなら、オールドレンズの選択肢が増えます。

今回、私は、30年以上前に購入したMinoltaのMD ZOOM 35-70mm 1:3.5というレンズを、リバースアダプタでPENTAXのK-S1に取り付ける事にしました。

下の写真は、MD ZOOM 35-75mm 1:3.5をX-500というフィルムカメラに取り付けた様子を撮影した物です。

MD ZOOM 35-70mm 1:3.5をX-500に取り付けた様子

55mmのリバースアダプターが純正品にないのでAliexpressで買った

MD ZOOM 35-70mm 1:3.5というレンズは、フィルター径が55mmです。PENTAX純正のリバースアダプターは49mmと52mmの2種類なので、純正のリバースアダプターのみでレンズをカメラに取り付ける事はできません。

55mm-52mmのステップダウンリングを買ってもよかったのですが、できれば55mmのレンズを直接取り付けられるリバースアダプターがあれば便利です。

国内の業者では八仙堂という店が55mmのリバースアダプターを扱っています。価格も税込み1,500円と安いです。

八仙堂のリバースアダプター

しかし、もっと安く手に入らないかと思って、Aliexpressで探す事にしました。

そうすると、ありました。Kマウント用のリバースアダプターが。しかも純正にないフィルター径の物が、かなりの種類あります。

Aliexpressのリバースアダプター

私は数ある選択肢の中で、RISE(UK) wholesalerという店が扱っている55mmのリバースアダプターを購入しました。お値段なんと、日本までの送料込みで1ドル50セント(1ドル=110円として165円)です。

RISEのリバースアダプター

結局、このリバースアダプターを買って大正解だったのですが、話が長くなってきましたので、次回に続きます。

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