ビックカメラでハードディスクを物理破壊してもらった

ビックカメラで、廃棄するハードディスクドライブ(以降HDDと表記)を物理破壊してもらいました。税込み1,004円を払うと、目の前でHDDに穴を開けて、記録された情報を読み取れなくしてもらえます。今回は、この時の話を書きます。

物理破壊処理後のHDD

論理破壊できずに物理破壊する事に

先日、知り合いから、壊れたパソコンを安全に処分するにはどうすればいいか、相談されました。廃棄したパソコンから個人情報が漏れるのが嫌だったようです。

とりあえず、廃棄予定の、年代物のノートパソコンを借りてきて、状態を調べてみました。

電源を入れると、BIOSレベルでエラーが出ていて、OSが起動しませんでした。HDDのアクセスランプが点いたままになっていて、画面には「ブートセクターが見つからなかった」という内容のエラーが出ていました。どうやらHDD自体が故障していて、アクセスできない状態になっている様でした。

もしHDD自体が故障しておらず、ファイルが破損してOSが起動しない状態なら、UbuntuなどのUSBで起動するOSを立ち上げて、そのOSからHDDを論理破壊(書き込まれた情報を全て上書きして消す事)できたのですが、HDD自体の故障なら、物理破壊するしかありません。

故障してアクセスできなくなったHDDは、簡単には情報が読みだせないので、普通ならそれ以上手を加えなくても、まず情報漏洩しないのですが、HDDのサルベージ(情報復元)を専門にやっている会社に頼めば、かなり高額ですが、データを読み出せてしまう可能性もあります。

HDDの物理破壊といえば、前から気になっていたサービスがありました。ビックカメラのハードディスク破壊サービスです。

これは、廃棄したいHDDを店頭に持ち込めば、専用の機械でHDDに穴を開けて、物理的に破壊してくれるサービスです。目の前で作業をしてくれるので、陰でこっそりとデーターを吸い出される心配もありません。料金も税抜き930円(税込み1,004円)とお手頃です。

参考:ソフマップでも、同様のサービスを受けられるようです。私はソフマップのサービスを利用した事がないのですが、ソフマップはビックカメラの系列店なので、おそらくビックカメラと同じ処置をしてくれると思われます。

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ハードディスクの取り外し

サービスを利用する際に、パソコンごとビックカメラに持ち込んでも、HDDのとり外し作業もやってもらえます。

しかし別料金がかかりますし、徒歩でパソコンを持ち歩くのは重いです。そこで、あらかじめHDDを自分で取り外しておいて、HDDのみをビックカメラに持ち込むことにしました。

次の写真は、故障したノートパソコンの底面を写したものです。

故障したパソコンの底面

ノートパソコンの機種は、DELLのInspironですが、細かい型番は忘れました。Windows XPプリインストールモデルの、年代物です。

上の写真の左下に写っている、ネジ2か所をドライバで取って、HDDを取り出します。

ドライバでネジを取る

日立製の60GBの2.5インチHDDが出てきました。HDDは金属トレーにネジで取り付けられていますので、このネジも取ります。

金属トレーに固定されたHDD

次の写真の様に、HDDを単体で取り出す事ができました。

トレーから外したHDD

いよいよビックカメラへ

取り外したHDDを、ビックカメラJR京都店に持っていきました。

4階の修理カウンターに行くと、受付の書類に名前などを書いた後に、すぐにHDDを破壊してもらえました。

CrushBox

CrushBoxと書かれた箱状の装置にHDDを放り込んだら、ものの10秒ほどで、HDDに穴が4箇所開いて出てきました。

物理破壊処理後のHDD

HDDを振ると、カラカラと乾いた音がします。破片が出てくるといけないので、店員さんが、4箇所の穴を、セロテープでふさいでくれました。

HDDの裏面を見ると、次の写真の様に、裏側までは穴は貫通していませんでした。

物理破壊処理後のHDDの裏面

念のために店員さんに確認しましたが、この状態で、情報は読み取れない様になっているそうです。プラッタ(情報を記録する円板)は壊れているという意味でしょう。

まとめ

今回は、前から気になっていた、ビックカメラのハードディスク破壊サービスを利用してみました。目の前ですぐに破壊処理をしてくれるので、安心でした。税込み1,004円の値段設定も、かなり良心的だと思います。

破壊処理後の穴の開いたHDDを見て「ハンドドリルと金属用ビットを使えば、自分でもHDDに穴を開けられそうだな」とも思いましたが、今回は他人のHDDという事もあり、業者に頼んだ方が、安心感があってよかったと思います。

それに、私はドリルを持っているからいいのですが、HDDを壊すためにドリルを買うのでは、ソフマップに頼む方が安くつきます。

こんなに安くHDDを物理破壊してもらえるなら、パソコンの廃棄の際は、手間を惜しまず、ハードディスク破壊サービスで、確実に情報を読み出せない様にしたいですね。

ドリルによる物理破壊について追記(2019年3月28日)

不要になったNASを廃棄するために、ハンドドリルを使って中の3.5インチのHDDを破壊しました。その様子をTwitterでつぶやきましたので、ご紹介します。

知り合いのノートパソコンを破棄する時は、その方が知り合いが安心だろうと、業者にHDDの破壊を頼みましたが、自分のHDDの場合は、自分で破壊する方が、手間がかかるものの、速くて、かつ安心です。

ビックカメラJR京都店の場合は、客から見える場所にHDDを物理破壊する機械が設置されており、目の前でHDDを破壊してもらえたので問題がありませんが、もし、業者が客の見えない所で破壊作業をしたり、業者にHDDを郵送しなければならない場合は、破壊作業を依頼する行為自体が、情報漏洩のリスクになります。

HDDのプラッタを露出させるには、HDDのケースのフタを開ける必要があります。フタは、ねじ止めされているのですが、特殊なねじが使われており、通常の+ドライバーや-ドライバーを使って緩める事ができません。

しかし、後で組み立て直す事を考えなければ、ねじの頭にドリル刃で穴を開ける事でねじを無効化できます。(その様子を写真に残さなかったのが残念です)

上のツイートでは、ドリルでプラッタに穴が開いていますが、これはプラッタの基板がアルミ製だからです。

HDDのプラッタの基板にはアルミ製とガラス製があります。プラッタの基板には、表面に磁性材料が塗布されているため、見た目では中身の基板がアルミ製かガラス製かを区別できません。

アルミ製の基板の場合はドリルの刃で穴が開きます。ガラス製の場合は、ドリルで穴を開ける事はできませんが、簡単に割れます。

プラッタの基板がアルミ製かガラス製か分からない場合は、とりあえずドリルで穴を開けようとすれば、アルミ製なら穴が開きますし、ガラス製でも割れてしまうでしょう。ガラス製なら、ハンマーで叩けば粉々にできます。(破片が散らばって怪我をしない様に注意が必要です)

ところで、不要になったiPod touchを廃棄する時にも、ハンドドリルで中のフラッシュメモリに穴を開けました。同様にツイートで紹介します。

iPod touchやスマートフォン、タブレットPCなどの場合は、HDDに相当する記憶素子として、フラッシュメモリというICのチップが使われています。

HDDの場合は、プラッタが大きいので、ケースを開けないでも、真ん中あたりに穴を開ければ、プラッタが壊れますが、iPod touchやスマホなどに穴を2~3個開けたところで、フラッシュメモリのチップが小さいため、穴が急所を外している可能性が非常に高いです。

仮にフラッシュメモリが無傷で残った場合、iPod touchやスマホなどは働かなくなるものの、同じ機種のiPod touchやスマホなどを用意して、フラッシュメモリを移植すれば、情報を取り出す事が可能です。(かなり高度な技術が必要ですし、そこまでして個人情報を抜き出したい人がいるかどうかは別問題ですが)

iPod touchやスマホなど、フラッシュメモリを使った装置をドリルで破壊する場合は、分解してフラッシュメモリの位置を確認する方がいいでしょう。

今回のHDDやiPod touchの廃棄で、ハンドドリルを持っていると、情報機器の廃棄の時に便利な事を実感しました。値段も安いですし。

私は持っていませんが、電動ドライバーと電動ドリルを兼ねた製品も、便利そうですね。

なお、ハンドドリル用のドリル刃と、電動ドリル用のドリル刃は軸の形状が違うので注意が必要です。

ハンドドリル用のドリル刃は、軸の断面が円形です。

一方で、電動ドライバー用のドリル刃は、軸の断面が正六角形です。

六角軸のドリル刃は、ダイソーなどで、108円で1本単位で購入できますね。(直径にこだわらなければ、わざわざ買わなくても、電動ドライバーにドリル刃が何本か付属している事が多いでしょう)

鉄工用のドリル刃を使うのが肝心です。木工用のドリルでは、刃の硬さが足りません。

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