ストックフォトを始めました

電子部品や基板を綺麗に撮影したくて、2016年12月にPENTAX Q-S1というミラーレス一眼カメラを買いました。Q-S1を使っている内に、写真を撮ること自体が楽しくなり、電子工作に関係のない写真もいっぱい撮影する様になりました。

それらの写真を活かすため、ストックフォトを始めました。

クローズアップレンズを装着したQ-S1

ストックフォトとは

雑誌の記事とか、チラシやパンフレットに写真を使う場合、昔は、作成する記事やチラシやパンフレットの内容に沿った写真を自分で撮影したり、あるいはプロに撮影を依頼する必要がありました。

現在ではコンピュータやインターネットが発達し、大量の写真をサーバ内に蓄積したり、それらの写真をインターネット経由でダウンロードしたりすることができる様になりました。そのため、あらかじめ色々なシチュエーションで写真を撮影してデータベースに登録しておき、必要な人が写真を検索してダウンロードできるようなサービスを提供する事が可能になりました。

この様に、色々な写真が登録されたデータベースから、好みの写真を検索してダウンロードできる様にしたサービスをストックフォトといいます。

ストックフォトのサービスには色々ありますが、日本ではPIXTA(ピクスタ)というサービスが一番有名です。世界的には、Adobe社が運営しているAdobe Stockなどが有名です。

ストックフォトでは、無料ないし数千円程度で写真の使用権が手に入れられます。わざわざ旅費と時間を使って撮影旅行に行ったり、プロのモデルを雇って人物写真を撮影する事を考えると、時間とお金を大幅に節約する事ができます。

ストックフォトが始まる以前は、CD-ROMで写真素材集が販売されていたのですが、数百枚の写真をセットで買わなければならず、高価でした。それが、ストックフォトを使うと、必要な写真だけ手に入れる事ができる様になりました。

 写真の供給サイドの視点でいうと、プロ写真家でなくてもストックフォトを通じて写真を販売できるようになり、写真で稼ぐ人のすそ野が広がりました。写真の供給が増えたので、プロが撮影した出来合いの写真の相場が下がったという副作用もあったようです。

手元の写真がたまってきたので、自分の実力を顧みず、私もPIXTAと写真ACという2つのストックフォトサービスに、クリエイター(写真の供給者)として登録しました。

PIXTA

PIXTAは、日本において一番メジャーなストックフォトサービスです。

写真素材のピクスタ

メジャーところだと安心感があるので、PIXTAでストックフォトを始めました。

海外にはさらに大規模なストックフォトサービスがあるのですが、写真の収入を確定申告する際に面倒くさそうだったので、日本のサービスから始める事にしました。

PIXTAにクリエイター登録したのは昨年(2017年)の3月でした。最初は少しずつ写真を登録していたのですが、2か月くらいすると、心が折れてしまって、写真の登録をやめてしまいました。理由は2つあります。

理由の1つ目は、なかなか写真の登録点数が増やせない事です。

PIXTAには、1か月にアップロードできる写真の点数に制限があります。この制限枚数は、写真が審査(後述)に通る割合や、写真の販売の実績に応じて増えていく仕組みになっています。

PIXTAにクリエイター登録した時点では、販売実績などありませんので、アップロードできる写真の枚数は月間10枚に制限されます。月に10枚写真をアップロードできるといっても、アップロードした写真全てが販売を許されるわけではありません。アップロードした写真は、PIXTA側で審査され、基準を満たした写真のみが販売できます。

審査では、ピントがぼけていないかや、露出が適正かなど、写真技術の点でもチェックされますし、他人の著作権を侵害していないかや、ストックフォトの写真として需要があるかなど、色々な点でチェックされます。

私の場合、10枚の写真をアップロードしても、審査をパスするのは5~7枚くらいです。このペースだと、200枚の写真を登録するのに、2年はかかりそうです。(後述する様に、アップロード枚数の制限が途中で緩くなるので、実際には2年はかかりません)

この記事を書いている2018年2月16日現在で、PIXTAには248,419人ものクリエイターが登録されており、登録されている写真の枚数は、30,891,889点もあります。3000万点を超える写真の中から自分の写真が選ばれるには、それなりの点数をPIXTAに登録しておかないといけないのです。

PIXTAで写真を買う人は、PIXTAの検索窓に自分の必要な写真に関連する用語を入れて検索する事になります。例えば笑っている子供の写真が必要な人は「子供 笑顔」と入力することになります。実際に「子供 笑顔」で検索すると、447,900点もの写真がヒットしました。

検索結果は、過去の販売実績などを考慮して、売れそうな写真から順に表示されます。必然的に新参者の写真はなかなか表示されない事になります。

そのため、少数の写真を登録していたのでは、写真の出来が良くても、なかなか売れません。だいたい200枚程度の写真を登録するまでは、写真がほとんど売れないといわれています。

写真の登録枚数が増えないので、2か月ほどで心が折れてしまい、いったんはPIXTAに写真を登録するのをやめてしまいましたが、昨年の10月に思い出したように再開しました。

PIXTAへの写真登録を再開した際に、写りの良い写真を厳選し、フォトレタッチで質を整えてから登録する様に心掛けたところ、審査にパスする率が向上し、10月中にアップロードの上限が、月に100枚まで増えました。

それに嬉しくなって、11月や12月には集中して写真を登録していました。現在PIXTAで販売中の写真は148枚になります。200枚までもうちょっとです。

私がPIXTAへの写真登録をいったんやめてしまった理由の2つ目は、写真が全然売れない事です。

写真が売れないのは、先ほど述べた様に、PIXTAで販売されている写真が3000万点を超えており、少しぐらい写真を登録したところで、なかなか人の目に触れないのもありますが、PIXTAの写真のレベルは、後で紹介する写真ACよりも高く、自分の写真が、他の人の写真より見劣りするのもあります。

現在のところ、PIXTAで売れた写真は次の1枚です。

この写真が売れて、0.25クレジットの収入です。「クレジット」というのは、PIXTAの写真の売り上げを管理するためのお金の単位で、1クレジットは108円相当です。10クレジット貯めないと、換金できないので、実際のお金を手にするのは、まだまだ先になりそうです。

ところで、この写真は、どうやら金融関係の話題を専門に扱っているサイトの記事中に使われた模様です。信用金庫の看板の写真が必要になる記事がいつ書かれるかは全く予測不能ですから、ストックフォトで写真が売れるには、売れるまで待つ事が、必要になる事が分かります。

「売れるまで待つ」というと、運を天に任せるように聞こえますし、実際にそうなのですが、販売中の写真が多数だと、常にどれかの写真が売れる様になり、販売のペースが安定してきます。そういう意味では数が物を言うのです。

いまは全然写真が売れませんが、登録件数が多くなると、ぽつぽつと売れる様になると思うので、地道に写真を登録しています。

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写真AC

写真AC(別名、photo AC)は、基本的に無料で写真をダウンロードできるストックフォトサービスです。

ただ、無料で利用する場合は、ダウンロードのたびに広告を見なければならなかったり、1日あたりにダウンロードできる写真の枚数に制限があったります。

それらの制約が嫌な場合は、有料のプレミアム会員になる必要がありますが、月額料金が976円と非常に安く設定されています。この安さから、個人ブログで使う写真素材の調達には、非常に向いたサービスだといえます。(実際に、個人ブログのアイキャッチ画像に写真ACの写真素材が使われる例が多いようです)

私は昨年(2017年)の12月に、写真ACにクリエイターとして登録しました。

クリエイターから見た写真ACの特徴は、次の様になります。

  • 基本的に無料サービスなので、気軽に写真をダウンロードするユーザーが多く、クリエイターとして写真を登録すると、PIXTAよりも写真がダウンロードされる頻度がかなり高い。
  • 無料サービスであるがゆえに、クリエイターに還元される金額が少なく設定されており、通常の写真の場合、1ダウンロードに付き2.75円しかない。モデルリリース(モデルがストックフォトでの写真の使用を許可した事を示す同意書)が取得された人物写真の場合は、1ダウンロードあたり5円である。
  • 写真の審査がPIXTAよりも甘く、PIXTAで審査落ちした写真でも、写真ACなら審査に通る事が多い。
  • 写真の審査が早く、通常半日くらいで審査結果が出る。(PIXTAなら1週間くらいかかる)

特に、ダウンロードされる頻度がPIXTAよりもかなり多いのは、写真を撮っていて励みになります。

私が写真ACで公開している写真の中で、一番ダウンロード数が多いのは、次の写真です。

この写真は、自宅に飾ってあった鏡餅を撮影した物です。1月5日に販売を開始したのですが、今日(2月16日)の時点で30回ダウンロードされました。

現在88点の写真を写真ACで販売中ですが、通算で77回ダウンロードされました。それに対して収入は211.8円と、わずかですが、とりあえず、写真を登録してもユーザーからダウンロードされないPIXTAよりは、モチベーションの維持がしやすいです。

他にも、次の写真が4回ダウンロードされました。

これは、長男が保育園で作ってきたマクドナルドのハッピーセットのペーパークラフトを、面白いと思って撮影した物です。最初はPIXTAに登録しようとして、審査落ちしたのですが、写真ACに登録しなおしたら、ダウンロードしてくださる人がいらっしゃいました。

ブログのアイキャッチ画像として、「こういう写真にも需要があるかな」と思って撮影したのが次の写真です。

 この写真は3回ダウンロードされています。

売り上げを目指すというより、単なる趣味として、鉄道の駅の駅名標(駅名を書いた看板)を多く登録しているのですが、次の写真は3枚ダウンロードされました。

ストックフォトをやっていても、収入面では期待できそうにないですが、少なくとも自分の写真を他の人に見てもらうきっかけにはなるので、ボチボチやろうと思っています。

PIXTAと写真ACで公開しているしなぷすの写真

よろしければ、PIXTAと写真ACで公開している私の写真を見て行ってください。

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