今日の未明に、飼っていたクフという名前のオカメインコが亡くなりました。下の写真は、今年の6月に撮影したフクの写真です。冒頭から暗い話題ですみません。
フクは元々妻が結婚前から飼っていたオカメインコで、私が妻と一緒に暮らすようになってから7年くらい、フクとも一緒に暮らしたでしょうか。正確には年齢は分からないみたいですが、10歳以上にはなっていたはずで、人間の年齢に換算すれば、結構おじいさんでした。
2~3日前から餌が食べられなくなって、弱って亡くなりました。獣医にも連れて行ったのですが、レントゲン撮影の時に体を押さえつけて撮影しなければならないのが老体には負担になるので、本格的な検査をせずにお薬をもらって帰ったのですが、お薬だけではだめだったようです。
先日、大学時代の友人が急逝して驚いていたところに、飼っていたオカメインコもなくなって、ダブルパンチです。
今日は、なかなか気分が上向かないので、思い切って仕事を休み、体を動かすためにingressをしてきました。
ingressは、最近ではポケモンGoで有名になったナイアンティック社(Niantic, inc.)の運営しているネットゲームです。実際の街に点在する、ポータルと呼ばれる場所(三角形の陣地を作るためのコーナーになる場所)に歩いて行って行う、GPSの位置情報を利用した陣取り合戦です。ちなみに私はレベル13のingressプレーヤーです。
ingressのポータルは、歴史的な建物とか、アート作品などが多く選ばれるため、京都でプレーしていると、自然に神社やお寺に足が向くことになります。いつもはハック(アイテムを集めるのに必要なゲーム中の操作)だけして通過するポータルも、今日は、お賽銭を投げて「友人とフクが天国で幸せに暮らせますように」とお祈りして回りました。
京都に住んでいながら、どの神社がどんな神社で、どの寺がどんな寺かには疎いのですが、片っ端からお願いすれば、誰かが願いを聞いてくださるような気がします。
友人には「オカメインコと一緒にするな」とか「そういうところがお前らしい」とか言われそうです。でも、ゲームの好きな友人だったので、ゲームをしながらお祈りをして回ったのは許してもらえそうな気がします。
ingressは、今ではゲーム内でアイテムが購入できる様になっていますが、サービスが始まって長い間、課金要素がないゲームでした。そのため、熱心なingressプレーヤーからは、「Nianticにお布施をしたいのにできない」と騒がれていました。
ingressに関して、ゲーム内ではなく、リアルの世界で出費する事を、いつしかリアル課金と呼ぶようになったようです。普通、リアル課金といえば、長時間プレーできる様に使うモバイル充電器や、雨の日のプレーに使う雨具、行った事のない場所でプレーするための交通費などを指すようです。(京都にはingressのポータルが高密度にあるので、遠方からプレーしにいらっしゃる方が大勢います。道端に、遠方のポータルキーが良く落ちています) 私の今日のお賽銭も、ささやかながら、リアル課金といえるでしょうか。
ともあれ、気分が上向かない時に部屋で休んでいると、もっと落ち込むような気がします。ハードな運動は避けるべきでしょうが、街を歩いて運動すれば、立ち直るきっかけになりそうな気がします。ingressは、街を歩き回る時の目的地を提供してくれるので、こういう時には向いているゲームだと思います。