最近ミラーレス一眼カメラを購入して、写真を撮る事が多くなってきました。ところで、デジカメのメモリカード(SDカードやコンパクトフラッシュカード)の写真は、必ずDCIMという名前のフォルダに入っているのですが、このDCIMが何を表わしているのかが気になったので、調べてみました。
DCIMは、”Digital Camera Images”の略です。「デジタルカメラの映像」を意味する英語の頭文字ですね。
カメラ映像機器工業会という団体が、異なるカメラの間でメモリカードを入れ替えても問題なく使える様に、「カメラファイルシステム規格」と呼ばれる規格を制定して、デジタルカメラのメモリカード内のディレクトリ(フォルダ)構造や、ファイルの命名規則などを規定しています。その規格で、ルートディレクトリの直下に”DCIM”という名称のフォルダを作り、そこに写真のファイルを記録する事が定められているのです。
カメラファイルシステム規格では、他にもファイル名やフォルダ名に使える文字が、アルファベット大文字(A~Z)と数字(0~9)とアンダースコア(_)だけである事や、DCIMフォルダの直下に作成するフォルダは、先頭3文字が数字でなければならず、かつ、その3文字が重複してはならない事など、色々な制限が規定されています。
自分のカメラのSDカードを調べたら、確かにカメラファイルシステム規格に沿って、フォルダ名やファイル名が決められていました。
相互互換性確保のために、この様な規格があったんですね。なお、カメラ映像機器工業会の会員を調べたら、オリンパスやキャノンなど、大手のカメラ機器関連会社が名を連ねているので、いわゆる業界団体みたいです。
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