PENTAX Q-S1で走行中の電車を撮ってみた

前回、運動不足解消のためもあり、PENTAX Q-S1を持って散歩して、写真を撮っている話をしました。今回は、大学への行き帰りに乗る近鉄電車を撮影した話を書きます。

京都行普通電車

F4.5、1/125秒、ISO-200、±0EV、15mm

電車の始発駅(京都駅など)に行って、停車中の電車を撮影する方が、走っている電車を撮影するよりも簡単なのですが、通勤のついでに利用駅のホームで撮影しているため、走行中の電車を撮影する事になります。ホームに近づいてくる電車か、ホームから遠ざかる電車を撮影します。

走行中の電車を撮影するとなると、時間をかけて構図を考えている余裕もありませんし、第一、オートフォーカスでピントを合わせている間に電車がかなり走行してしまいます。最初は、シャッターボタンを押してから、実際にシャッターが切れるまでのタイムラグが長く、撮影の失敗ばかりしていました。

ある時気が付いたのですが、あらかじめ「電車がこの位置に来たらシャッターを切ろう」と構図を決めておき、その時の電車の距離にある適当な目印(バラストの石や、架線のポールなど)にマニュアルフォーカスでピントを合わせておけば、早くシャッターが切れます。後でネットで調べたら、「置きピン」というテクニックらしいです。

参考リンク

置きピンをするようになって、何とか写真を撮れるようになってきました。

京都行普通電車

F4.5、1/125秒、ISO-200、±0EV、15mm

上の京都行き普通電車の写真は、縮小表示のままで見る分には、問題はないのですが、クリックして拡大表示すると、わずかに電車の正面がぶれています。シャッター速度が1/125秒ですから、もっと早いシャッター速度にするべきだったんでしょうね。

絞り優先で測光する癖がついているのですが、動きの速い被写体を撮る時は、シャッター速度優先にするべきなんでしょうね。上の写真はISO-200で撮影していますが、ISO-800まで感度を上げると、1/500秒でシャッターを切れた計算になります。

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レリーズタイムラグの問題もあり、シャッターを押すタイミングが難しいので、数枚連写してみて、その中からいい写真を選ぼうとも思ったのですが、少なくとも標準ズームレンズ(02 STANDARD ZOOM)で撮影する場合は、秒間5コマの連写では遅すぎるようです。

連写1枚目

F6.3、1/125秒、ISO-100、±0EV、14mm
連写2枚目

F6.3、1/100秒、ISO-100、±0EV、14mm
連写3枚目

F6.3、1/100秒、ISO-100、±0EV、14mm

上の3枚の写真は、通過する特急電車を、秒間5コマで連写した際の、連続した3コマです。一番欲しい構図は、2枚目と3枚目の間にあるのですが、秒間5コマでは、それを捉えきれていません。自分の立っているホームとは反対側ホームを通過する電車を、望遠ズームレンズ(06 TELEPHOTO ZOOM)で撮影するなら、ひょっとしたら秒間5コマでも使えるのかも知れません。ともあれ、上の連写写真を撮ってから、通過列車の撮影には連写を使わなくなりました。

昼間の撮影は、もう少しシャッター速度を速く設定すればうまく取れそうな感じになってきましたが、夕方や夜間の撮影はとても難しいです。光量が減ってしまうので、シャッター速度が速くできなくなり、どうしても被写体がぶれてしまいます。

そこで、流し撮りして、何とかぶれを少なくできないか、挑戦してみました。比較的良く取れた写真が下の写真です。

近鉄特急しまかぜ

F4.5、1/50秒、ISO-2000、±0EV、15mm、トリミングあり

ホームを通過する特急しまかぜを撮影した写真です。真横から撮影するのと違い、斜め前から撮影する場合は、流し撮りしても、車両の一部しか止まって写りません。上の写真では、連結器付近が止まって写っています。運転席の窓あたりが止まって写っていたら、いい写真になったとも思うのですが、そんなに狙った通りに流し撮りをするのは至難の業です。

上の写真では1/50秒シャッターを開いていますが、せめて1/100秒でシャッターを切れていたら、もっとぶれが少ない写真になったと思います。ただ、上の写真でも感度がISO-2000になっているので、これ以上感度を上げると、ノイズが多い写真になりそうです。やっぱりもっと高感度のカメラが欲しいですが、Q-S1のコンパクトさは捨てがたいですからねぇ。

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