100円ショップのダイソーで、カメラなどの機器に付いたホコリを吹き飛ばすためのブロワーを2種類購入したので、今日はそれを紹介します。
先日、クローズアップレンズを購入して、電子部品や基板が接写できる様になったのはいいのですが、肉眼ではほとんどわからないホコリが鮮明に写る様になったので、それが気になってきました。
特に、しばらく棚に積んであった基板は、細かいホコリがたくさん付着しています。ティッシュで拭いても、部品の隙間に入ったホコリはきれいに撮れません。こういうホコリは、ブロワーで吹くしかないと思います。
ブロワーとは、カメラ用品なのですが、中空のゴム(以後これを握り球と呼ぶ事にします)を握りつぶすと、ノズルから空気が噴出して、ホコリを吹き飛ばす道具です。
今回ダイソーで買った2種類のブロワーを次の写真で示します。2種類とも、税込み108円でした。
左の商品はエアブラシ、右の商品はブロワーという商品名になっている様なので、これ以降、その商品名で呼ぶ事にします。
エアブラシの方は、小さな握り球にノズルが付いており、そのノズルにブラシが付けられています。握り球中央の小さな穴を指でふさいで握り球をつぶすと、ブラシの毛の間から空気が噴き出す仕組みになっています。
ブラシは脱着でできるようになっており、ブラシを外すとノズルが露出します。
少し使ってみましたが、風量が弱く、あまり実用的でない様な気がしました。特にブラシを装着した状態では、ブラシの毛がかなり空気抵抗があるのか、本当に弱い風しか吹きません。
なお、ノズルの先端は、次の様に、結構バリが出ています。ノズルは軟質の樹脂でできてはいますが、デリケートな機材にノズルのバリをひっかけて傷つける心配も、無きにしも非ずです。
一方で、ブロワーの方は、大きな握り球が付いています。
また、ノズルの先端は、エアブラシに比べて加工精度が良く、バリも少なくなっています。
ブロワーの方は、ホコリを吹き飛ばすのに、十分な風量があります。撮影前に、基板のクリーニングをするのに役に立ちそうです。
もちろん、カメラ用品のクリーニングにも活用します。
カメラ用品店でブロワーを買うと、700円くらいから、物によっては1000円以上するみたいですが、ダイソーのブロワーで十分な気がします。
なお、試してみたら、エアーブラシのブラシがブロワーのノズルにぴったりと付きました。エアブラシは風量が不十分なので、この状態で使う方がいいような気がします。
もっとも、ブラシで掃きながら握り球を握りつぶす動作は、やってみると難しいので、ブロワーはブロワーで、ブラシはブラシで使う方がいい気もします。
ブロワーは、長く使っているとゴムが劣化してきて、ゴムの内面がはがれたものが空気と一緒に出てくる様になるといわれます。そのため、シリコンゴム製で劣化しにくい高級なブロワーの方がいいとおっしゃる方もいます。
プロの方や、アマチュアカメラマンでも、高級機を使っている方などは、こういう高級なブロワーを使われたらいいと思います。
しかし、シリコンゴム製の高級品は、ダイソーのブロワーの数倍から十数倍高いので、私の様なエントリー機を使うアマチュアには、ダイソーのブロワーを1年に1回買い替えて使い、劣化する前に捨ててしまう方が、合理的な気がします。
それと、ほこりを飛ばしたい物に対してブロワーを吹く前に、2~3回空吹きする習慣が付きました。コムが劣化していればもちろん、ゴムが劣化していなくても、ブロアーの中にほこりが侵入している可能性がありますから、空吹きして、中のほこりを追い出して使う方が無難です。
先ほど「ブロワーはブロワーで、ブラシはブラシで使う方がいい」といいましたが、私は次の写真に示す、HCL レンズブラシ Sというリップスティック状のレンズ用ブラシを使っています。
これを使うと、ブロワーだけでは落ちない、粘着性の汚れが落とせます。ブロワーと併用するなら、先にブラシで被写体やレンズのほこりを払い、次にブロワーを吹くといいでしょう。
本当は被写体用とレンズ用の2本のブラシを使い分ける方がいいと思うのですが、大着な私は、1本のブラシで済ましています。
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