PENTAX KS-2用の純正バッテリーを購入

私はペンタックスのK-S2という一眼レフカメラを使っているのですが、今までカメラ購入時に付属していた1個のリチウムイオン電池で使っていました。

しかし、予備の電池がないと、電池が切れた時に、充電が終わるまで次の撮影ができず、困る事が時々ありますので、電池を買い足す事にしました。

今回は、予備電池として買った、PENTAX純正のD-LI109について書きます。

D-LI109の電極が見える面

予備電池を買おうと思った理由

先ほど述べたように、K-S2という一眼レフカメラを使っています。

写真ACへの投稿によく使ったPENTAX K-S2

ミラーレス一眼カメラと違い、さすがに電池がよく持ちます。電池を満充電して行けば、2泊3日の家族旅行の撮影も、心配なく行えます。

ただ、自宅でブツ撮りをしている時に、途中で電池が切れて、そのために作業が止まり、困る事が時々あるのです。

「こまめに充電して、浅い充電を繰り返し、充放電サイクルを増やしてしまうと、電池の寿命が短くなる」という説があるので、なるべく電池をギリギリまで使ってから充電してきました。

注:この説には、「リチウムイオン電池の場合はメモリ効果はないので、継ぎ足し充電しても大丈夫」という反論もあります。

参考リンク

例えば上記参考リンクには、次の様な事が書いてあります。

私の経験上では「継ぎ足し充電」というか、電池切れ状態や満充電に関わらず充電を繰り返すことも電池劣化に影響すると考えています

「あまりこまめに充電せずに、せめて電池残量のインジケーターが黄色くなるまで使ってから充電しよう」と思って撮影していると、撮影に熱中して、ついつい電池が切れるまで使ってしまい、撮影が中断する事があるのです。こういう時は、充電済みの予備のバッテリーを用意しておくと、撮影が中断する事なく進みます。

それに、予備電池があれば、長期間の旅行の際などにも役立ちます。

注:ただし、リチウムイオン電池は、満充電のまま長期間放置すると劣化が進む性質があるので、撮影の頻度が少ない場合は、予備の電池を満充電して用意しておくのはデメリットが多いです。この様な場合、予備電池は半分容量が残っている状態で保管しておく方が、寿命を長くできます。

参考リンク

純正電池?互換電池?

K-S2用の電池の型番は、D-LI109です。ちなみにK-50やK-70、KP用の電池もこのD-LI109です。(K-1やK-1IIの電池はD-LI90Pという、さらに容量の大きい電池です)

AmazonでD-LI109の価格を調べると、4,540円でした。

D-LI109には、互換電池も色々あります。同じくAmazonで価格を調べると、1000円ちょっとで買える様です。

かなりの価格差があるので、互換電池で済まそうかとも思ったのですが、やっぱり品質面で不安があります。リチウムイオン電池は、有機電解質という、燃えやすい材料を使っているので、品質の悪い電池を使うと、発火事故が起こりやすいのです。

今回は、時期的にビックカメラの株主優待券が3,000円分手元にあり(私はビックカメラの株主)、それを使うと純正の電池でも安く買えるだろうという事で、純正品を買う事にしました。

買った純正電池のD-LI109

ビックカメラで純正電池のD-LI109を買ってきました。値段は税込み5,140円でしたが、3,000円分の株主優待券と83円分のポイントを使って2,057円で購入できました。この程度なら許容範囲です。(さらに、今回103円分のポイントが発生した事を考慮すると、1,954円で買えた事になります)

予備電池を購入した時のレシート

買ったD-LI109は、PENTAXユーザーにはおなじみの、灰色の紙箱に入っていました。

D-LI109の紙箱

型番が、なぜかD-LI109ではなく、D-LI109(A)です。

MADE IN CHINAと書いてあるので、中国製ですが、純正品は品質管理の点で信頼ができます。

中には多国語で書かれた取扱説明書と、ビニール袋に入った電池が入っていました。

取扱説明書の写真を次に示します。

取扱説明書

使い方の説明を書いてあるというよりは、誤った使い方をしない様にするための警告文と電池の仕様が書いてある説明書です。

電池の写真を次に示します。

 

D-LI109の電極が見える面 D-LI109の電極が見えない面

電池に記されている型番はD-LI109です。また、201809という数字が記されていますが、これはシリアル番号ではなく、2018年9月製という事でしょう。

ちなみに2018年3月に購入したK-S2に付属していた電池は、2017年4月製でした。

今回買った電池を使うのはこれからですが、純正品だけに品質には不安がありません。撮影がはかどるのがうれしいです。

Q-S1用には互換電池を使っている

ところで、私はPENTAX Q-S1というミラーレス一眼カメラも使っています。こちらの方は、電池の消費が激しく、2泊3日の旅行をするなら、電池を3~4個も使ってしまいます。小さくていいカメラなんですが、電池の減りがウイークポイントです。

PENTAX Q-S1 ダブルズームキット

Q-S1の純正電池の型番は、D-LI68です。カメラ本体が小さいだけあって、D-LI68は、K-S2用のD-LI109よりもかなり小型です。下の写真では、左側がD-LI68で、右側がD-LI109です。

D-LI68とD-LI109

Q-S1用のD-LI68(小さい方の電池)の電圧は3.6Vなので、1つのセルの電池だと思います。

一方のK-S2用のD-LI109(大きい方の電池)の電圧は7.4Vなので、2つのセルを直列接続した、「組み電池」だと思います。

容量はD-LI68の方が3.4Wh、D-LI109の方が7.8Whなので、D-LI109の方が2.3倍の容量を持っている事になります。

ミラーレス一眼カメラは、常にセンサーから画像を読み取って、常に画像エンジンのICを動かしているので、宿命的に消費電力が高くなります。Q-S1の場合、消費電力が高い上に、ボディーを小型化するために容量が少ない電池を採用しているのですから、電池が長持ちするはずがありません。

そういう訳で、Q-S1用には、電池を5個使っています。さすがに5個も純正の電池を買うのはきつので、カメラに付いてきた純正電池1個と、ロワ・ジャパンという会社のNP-50Aという電池を4個使っています。

Q-S1用の5つの電池

互換電池は安全面で不安ですが、「仮に発火しても、電池が小さいと、熱源としては小さいので、大きな電池よりはましだろう」という事にして、自分を納得させています。

参考:逆に、ノートパソコン用やラジコン用、モバイルバッテリー内蔵品などの大容量のリチウムイオン電池は、発火事故を起こすと、派手に炎が上がって怖いです。

Amazonで現在の価格を調べると、D-LI68(純正電池)が1個で2,813円、NP-50A(互換電池)が2個で998円でした。互換電池なら4個買っても2,000円の出費で済みます。

余談:「ロワ・ジャパンのカメラ用リチウムイオン電池は安いので、Arduino互換機の電源として活用している」とおっしゃっている方が、知り合いにいらっしゃいます。

以前は純正電池1個と、ロワ・ジャパン以外(社名は忘れました)の互換電池2個の、計3個の電池で運用していたのですが、充放電を繰り返していたら、すぐに互換電池がダメになってしまって、ロワ・ジャパンの互換電池に買い替えたという経緯があります。ロワ・ジャパン製に切り替えてからは、トラブルなく使えています。

電池が5個もあると、どの電池が使用済みで、どの電池が充電済みか分からなくなりますから、各電池に1~5の番号を付けて、電池を区別しています。その上で、1番から順に使っていって、5番まで使い終わったら1番に戻るという具合に、電池をローテーションしています。

1~5の番号を付けた電池

D-LI68は、電極が側面にあるため、電池の裏と表の区別が付きにくいのですが、1~5の番号が貼ってあるおかげで、「カメラの背面から見て番号が見える様に電池を入れればいい」という具合に、裏表の区別の印としても機能しています。

5個も電池があると、満充電のまま電池を放置する機会も増えるのですが、まあ、互換電池が安いので、消耗品として使っています。

しなぷすの写真作品へのリンク
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