スイッチサイエンスのFTDI USBシリアル変換アダプター Rev.2を買いました。

スイッチサイエンスの新製品、FTDI USBシリアル変換アダプター Rev.2(以後Rev.2基板と呼ぶ)を買いました。

FTDI USBシリアル変換アダプター Rev.2

この商品は、以前から販売しているFTDI USBシリアル変換アダプター(5V/3.3V切り替え機能付き)(以後旧製品と呼ぶ)の改良版で、機能は同一で、基板の幅が狭くなり、値段は安くなった(1,512円→1,080円)という優れものです。

スイッチサイエンスの商品説明によると、基板の幅が狭くなった事により、ACジャックを取り付けたArduino Proでも使えるようになったそうです。

比較のために、旧製品とRev.2基板を並べて写真を撮ってみました。下の写真の左側が旧製品で、右側がRev.2基板です。Rev.2基板は、旧製品と比べて、基板の幅は狭くなっていますが、逆に長さは若干長くなっているようです。

旧製品とRev.2の比較

ここまでの説明では、Rev.2基板は旧製品と比べていいことばかりの様ですが、少し気になっている点があります。それは、USB-シリアルの変換ICがFT232RLからFT231XSに変わった事に関係しています。

旧製品や、SparkFunのFTDI BASICに使われているのはFT232RLというICですが、今回購入したRev.2基板には、FT231XSという新しいICが使われています。FT232RLはI/O電圧が5Vでも3.3Vでも動作するのですが、FT231XSは5Vでは動作しません。

この事に関連して、Rev.2基板では、DTRの信号線に、MOS-FETを使ったレベル変換回路が入っています。Arduino Proのリセット回路にはコンデンサが入っており、USB-シリアル変換器とはAC結合している関係で、3.3Vの信号の振れ幅では、うまく5V動作のArduino Proにリセットがかからないため、この様な回路構成になったのだと思います。

旧製品のDTR信号ラインRev.2基板のDTR信号ライン

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なお、これらの回路図は、スイッチサイエンスが公開している回路図のPDFファイルからコピーさせていただきました。人様の書いた回路図をそのままコピーして使うのは、なんだか後ろめたいのですが、スイッチサイエンス自身が「回路図には著作権はない」と言っているので、問題はないでしょう。

ここに使われているレベル変換回路は簡易型のもので、シンク電流(吸い込む電流、つまりDTR端子に向かって流れ込む電流)は大きく取れるのですが、ソース電流(吐き出す電流、つまりDTR端子から流れ出す電流)はあまりとれないという、非対称性が強い物です。(他にも、信号の立下りは速いのに対して、立ち上がりは遅いという時間的な非対称性もあります) 使用する用途によっては、これが問題になるケースもありそうな気がします。

この件に関しては、後に詳しく調べて、ブログではなく、サイト(しなぷすのハード製作記)の方の記事にしようと思います。

ただ、最近はリフローの温度制御装置の方に時間を取られているので、なかなか本件には取り掛かれないかも知れません。

なお、FTDI社のUSBシリアル変換ICをWindowsパソコンにインストールする方法をFTDIのUSBシリアル変換器のドライバのインストール法という記事にまとめてありますので、そちらも是非ご覧ください。

余談ですが、スイッチサイエンスから送られてきた商品の箱の内側に、下の様な謎のスタンプが押してありました。

箱の内側のスタンプ

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