リフロー温度制御装置2号機製作中(4) – グラフの大型化

先日から作っている、ホットプレートを使ったリフロー半田付け用の温度制御装置の2号機ですが、今日は、温度変化のグラフを液晶の幅いっぱいに表示する様に、スケッチを作り直しました。

大きくなった温度のグラフ

グラフが横方向に広がったので、リフローの全工程の温度変化が一度に見られるようになりました。また、目盛りも付けたので、おおよその時間や温度も読み取れるようになりました。

グラフの横軸(時間軸)は1目盛り2分で、右端が現在の温度を表しています。縦軸(温度軸)は1目盛り50℃で、1番下の目盛りが0℃、一番上の目盛りが250℃です。

前回紹介した状態では、小型の液晶を使った1号機のスケッチをそのまま移植したので、下の様に、グラフの一部しか表示されていませんでした。

温度制御装置の画面(6)

次は、プリセットした温度プロファイルを、キーパッドで選択できる様にする予定です。

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「リフロー温度制御装置2号機製作中(4) – グラフの大型化」への3件のフィードバック

  1. すばらしい記事をありがとうございます。ちょうどarduinoで温度調整したいと思っていたので、助かります。ところで、一号機のスケッチはtemp_cont1として公開されているようですが、2号機についてはどうなっていますでしょうか?

    実は、老眼が進んでしまったこともあり、なるべくみやすい表示にしたくて、いろいろ考えていたところ、秋月でArduino Due対応S1D13781搭載LCDC評価ボードとTFT液晶モジュールATM0430D25の組み合わせを見つけて、こちらを使ってみようかと思ったのですが、正直arduino自体使うのが初めてなので、MGLCDライブラリを修正なりして使えるのかどうかといったことも判断できず、頭を抱えています。
    無理なら、表示部分は128×64モノクログラフィックLCDシールドとして、作例の通りで一通り作ってみたいと思いますが、もしできれば、I/Oピン一つで読める4X5キーパッドを使いたいと思っています。6mmのタクトスイッチは自分にはちょっときついと思うからです
    わかりやすいグラフ表示が実装できると嬉しいです

  2. 2号機のスケッチは、次のURLからどうぞ。

    https://synapse.kyoto/hard/reflow2/page004.html

    MGLCDライブラリを自力で改造して新しき液晶に対応させるのは、C++
    の知識と、液晶の制御の知識の両方が要求されるので、ハードルが高いです。
    一度、MGLCDライブラリのソースコードを読んでみて、理解できそうなら、使いたいで液晶を買ってみてはいかがでしょうか。

  3. お忙しい中、ご回答いただきましてありがとうございました。あれから評価基板と目当ての液晶を秋月で購入してみたのですが、実際に今回のリフロー装置みたいなものに応用するには、自分で基板を起こしてシールドを自作しなくてはならないということに初めて気が付いて、とりあえず断念しました。評価基板というのは実用環境でテストするものではなくて、単にLCDの性能を実際に動かして見るためのものということなんでしょうね。 それだけなら、しっかりとした動画を用意した方が良さそうですが、ハード屋さんにとっては基板で配布した方が楽なんでしょうか。
     エッチングをしてはんだ付けしたり、そういうのは、ずっと昔はやりたい方ではあったのですが、深入りすると目的から外れてしまいそうですので。
     代わりに、このリフロー装置を作ってみましたが、大した配線もなく、一発であっけなく動作してしまいましたし、表示も思ったよりみやすかったので、充分実用になりました。ardiunoが初めてだったので、ライブラリのインストール等にはちょっとまごつきましたがなんとかなりました。

    実は珈琲のばいぜんに応用しておりまして、温度の変化が直感的に見れるのがとても重宝しています。次は2つの場所の温度が同じ温度になるように自動的に制御する仕組みを実装したいと思っていますが、どこから手をつけて良いやらわからず、止まっています。

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