Bトレの223系2000番台を作った

Bトレインショーティーという鉄道模型のキットの223系2000番台を組み立てましたので、レビューします。

完成した223系1000番台のBトレ

Bトレインショーティーとは

Bトレインショーティーとは、バンダイが発売している組み立て式の鉄道模型です。通称は「Bトレ」です。この記事でも、これ以降はBトレと呼ぶ事にします。

レールの幅はNゲージなのですが、実物の車両をNゲージサイズに忠実に小さくしたのではなく、デフォルメして、長手方向に縮めている点が特長です。そのため、ドアや窓の枚数が実物より少なくなったりするのですが、極力実物の雰囲気を残したままデフォルメされています。

普通のプラモデルの様にランナーに付いた樹脂製の部品を切り離し、組み立てます。接着剤を使わずに、部品同士をはめ合わせるだけで組み立てられます。また、あらかじめ部品が塗装されているので、塗料も必要ありません。

オプションで、動力(モーター)付きの台車が用意されていて、台車をそれに交換すると、Nゲージのレールで走らせる事もできます。

223系2000番台とは

今回作ったのは223系2000番台のBトレです。この車両は、JR西日本の東海道本線や山陽本線などで新快速などとして運行されている車両です。大阪・京都間を移動する事の多い私には、利用機会の多い車両です。

大阪・京都間は、JR以外にも京阪と阪急が並走しています。また大阪・三宮間はJR以外にも阪急と阪神が並走しています。どちらも鉄道各社の激戦区なのですが、JRの新快速が複々線で最高速度130kmで運行しており、京阪・阪急・阪神より短時間で移動できます。223系車両は、そのJRの競争力を支えている車両といえます。

京都駅で撮影した223系車両の写真を載せておきます。

京都駅で撮影した223系車両

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車両の組み立ての様子

購入したBトレのパッケージの写真を示します。

Bトレ223系のパッケージ(表) Bトレ223系のパッケージ(裏)

なお、223系1000番台と、223系2000番台という、ほとんど同一の車両のBトレがあります。私はどちらを買ってもよかったのですが、ポポンデッタイオンモールKYOTO店では、223系2000番台の方が300円ほど安かったので、こちらを買いました。

箱の中身は以下の通りです。

Bトレイン223系の箱の中身

この様に、2両分の部品と、組み立て説明書が入っています。

組み立て説明書は1枚でした。その両面の写真を示します。

組み立て説明書(表)組み立て説明書(裏)

Bトレを組み立てるには、ニッパとやすりがある方がいいでしょう。部品を切り離すには、ニッパを、切り口のバリをきれいに取るにはやすりを使います。下の写真の右側がニッパで、左側がやすりです。

Bトレの組み立て時に必要な工具

まず、シャーシの部品をニッパで切り離してみます。

ニッパを使った部品の切り離しランナーから切り離した台車の部品

次に、切り離した部分に残ったバリを、やすりで落とします。

切り口に残ったバリをやすりで落とす

バリが取れたら、部品をはめ合わせると、シャーシができます。

Bトレを単に鑑賞するだけなら、はめ合わせるだけでいいのですが、私の場合は、息子のおもちゃにしようと思うので、はめ合わせただけでは、遊んでいる途中にBトレが分解する可能性があります。そこで、ダイソーで買って来た2液性のエポキシ接着剤で接着する事にしました。

ダイソーで買ったエポキシ接着剤

エポキシ接着剤は、硬化時間が色々あるのですが、硬化時間が5~30分程度の物が使いやすいように思います。2分硬化型などの硬化時間が短い物は、十分な作業時間が取れませんし、12時間硬化型などの硬化時間が長い物は、組み立てが完成してから遊べるまでの時間が長くなります。

2液性のエポキシ接着剤を使うには、A剤とB材を同量、いらない紙や板の上に出して、ヘラでよく混ぜます。

A剤とB剤を同量チューブから絞り出すA剤とB剤をよく混ぜる

今回は10分硬化型のエポキシ接着剤を使ったので、A剤とB材を混ぜてから10分くらいすると、硬化が始まります。硬化が始まらないうちに、接着剤を接着面に塗って、部品をはめ合わせて接着します。

もし部品のはめ合わせの際に、接着面から接着剤がはみ出して来たら、ティッシュなどで拭き取ってください。

接着面に接着剤を塗る接着後の台車

シャーシをを2つ作り、別に組み立てた台車を取り付けると次の様になりました。

完成した2つのシャーシ

作成する2両は、細部が異なるので、これ以降の作業では区別する事が必要となります。一方が先頭車(クハ222はたはクモハ223)になり、もう一方は中間車(モハ222、モハ223またはサハ223)になります。

今回私は、先頭車をクモハ223に、中間車をサハ223にしました。

カプラー(連結器)を取り付けるためのブロックと、窓ガラス用の透明部品とを組み立てると、次の様になります。上が中間車、下が先頭車です。

次に屋根を取り付けます。

屋根を取り付けた様子

次に妻板を取り付けます。

妻板を取り付けた様子

側面を張り付けると、電車の雰囲気が出てきます。

側面を取り付けた様子

先頭車両の全面とスカートを取り付けます。

先頭車両の全面とスカートを取り付けた様子

ここまで組み立てれば、先に組み立てておいたシャーシを取り付け、行先表示器などのシールを貼れり、付属のカプラーで連結させれば完成です。(完成した車両を同じアングルで撮影するのを忘れていました)

完成した車両を、色々なアングルで撮影してみました。

完成したBトレ223系2000番台完成したBトレ223系2000番台完成したBトレ223系2000番台完成したBトレ223系2000番台完成したBトレ223系2000番台完成したBトレ223系2000番台完成したBトレ223系2000番台

種別表示器や行先表示器、車両番号のシールは、小さくて貼りにくかったです。車両側面の種別表示器や行先表示器のシールがないのがちょっと残念です。

まとめ

関西で暮らしていると、よく目にするJR西日本の223系2000番台のBトレを買いました。

Bトレは相変わらず組み立てが簡単で、その割にはディティールまでしっかりした模型ができるので、満足感が高いです。

今回Bトレを買った時は、先頭車2両の2両編成だと思っていたのですが、実際には先頭車1両、中間車1両の2両編成でした。もう1セット買わないと、片側だけに先頭車が付いていて、格好がつかないので、1セット買い足す予定です。

最近のBトレにはマグネットのカプラー(連結器)が付属しなくなったようです。マグネットカプラーだと、子供が遊ぶときに連結や連結解除がしやすくてよかったのですが、なくなったのが残念です。

参考までに、以前、別の車両(京阪600形・けいおん! ラッピング電車)のBトレについていたマグネットカプラーの写真を載せておきます。

マグネットカプラー

参考情報

以前、京阪600形・けいおん! ラッピング電車のBトレを買った時に、組み立ての様子を動画で撮影して、Youtubeで公開しました。興味のある方は、是非ご覧ください。

また、このブログ記事の写真は、クローズアップレンズを使って撮影しています。マクロレンズを買うよりも安価に、比較的良好な接写ができるクローズアップレンズについては、次のリンクをご覧ください。

参考リンク

クローズアップレンズ AC No.4

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